2018年5月23日 (仮訳)水中に沈んだデトリタス由来の新種、Coniella lustricola Raudabaugh, DB. et al., 2018. Coniella lustricola, a new species from submerged detritus. Mycological Progress. Available at: https://doi.org/10.1007/s11557-017-1337-6 [Accessed May 23, 2018]. 【R3-05149】2018/5/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国ペンシルバニア州の沼沢地において水中に沈んだデトリタスに発生した菌を検討し、Coniella lustricolaとして新種記載した。 本種は同属他種と生息環境が大きく異なり、分生子が楕円形~紡錘状で左右不等、一端が丸く、もう一端が截断状であることなどで特徴づけられた。 本新種のドラフトゲノム配列を解析し、セルロース、へミセルロース、キシラン分解関連あるいは酵素をエンコーディングしていると推定される遺伝子を見出した。 United States, Pennsylvania, Centre County, near Philipsburg, Black Moshannon State Park (新種) Coniella lustricola Raudabaugh, Iturr., & A.N. Mill. 語源…沼地に生息する 【よく似た種との区別】 Coniella erumpens ITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国ではなくチリに分布する 本種と異なりデトリタスではなく腐朽材に発生する 本種より分生子のQ値が小さい ITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される