2019年3月5日 (仮訳)新熱帯におけるFaurelina属菌の初記録 Melo, RFR., Miller, AN. & Maia, LC. 2016. First records of Faurelina in the Neotropics. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2016/00000131/00000003/art00026 [Accessed March 5, 2019] 【R3-06006】2019/3/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 新熱帯新産種としてFaurelina fimigenaおよびF. hispanicaの2種を報告した。 これらの菌はブラジル、カーチンガ・バイオームにおいて草食動物の糞に発生した。 Faurelina属4種の検索表を掲載した。 (新熱帯、南米、ブラジル新産種) Faurelina fimigena Locq.-Lin. 【よく似た種との区別】 Faurelina elongata 日本に分布する 草食動物の糞に発生する 形態的に類似している(両種の定義に混乱が見られる) 分生子の形成を認めない 本種と異なりブラジルにおける分布が知られていない 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果の形状が垂直方向に細長い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が楕円形、菱形、角形で急に角張るのではなく楕円形~紡錘形 本種と異なり子嚢果殻壁が”cephalothecoid”である Faurelina hispanica ブラジルに分布する 草食動物の糞に発生する 子嚢果のサイズの範囲が重なる 子嚢果殻壁が非”cephalothecoid”である 子嚢果殻壁の細胞がさび赤色~銅色 子嚢果殻壁の細胞が膨大した球形 子嚢果殻壁の細胞が厚壁 分生子の形成を認めない 本種と異なり子嚢果が球形~類球形ではなく球形 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の形状が急に角張って先端が細まり、不規則形なのではなく豆形~楕円形で両端が丸く、規則的である (新熱帯、南米、ブラジル新産種) Faurelina hispanica Valldos. & Guarro 【よく似た種との区別】 Faurelina fimigena ブラジルに分布する 草食動物の糞に発生する 子嚢果のサイズの範囲が重なる 子嚢果殻壁が非”cephalothecoid”である 子嚢果殻壁の細胞が膨大した球形 子嚢果殻壁の細胞がさび赤色~銅色 子嚢果殻壁の細胞が厚壁 分生子の形成を認めない 本種と異なり子嚢果が球形ではなく球形~類球形 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の形状が豆形~楕円形で両端が丸く、規則的なのではなく急に角張って先端が細まり、不規則形である