2013年12月25日 (仮訳)スペイン産のシロカラカサタケ属Piloselli節の新種 Munoz, G. et al., 2012. A new Leucoagaricus species of section Piloselli (Agaricales, Agaricaceae) from spain. IMA fungus. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3539314/ [Accessed December 25, 2013]. 【R3-00189】2013/12/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン・アラゴン州の公園から、形態および分子の形質を基にLeucoagaricus variicolorを新種記載した。 本種は種小名の通り、傘の色が生長段階や乾湿などにより様々に変化することなどで特徴づけられた。 Aragón: Zaragoza, “José Antonio Labordeta” (antea: “Parque Grande”) park (新種) Leucoagaricus variicolor G. Munoz, A. Caball., Contu & Vizzini 語源…様々な色の 【よく似た種との区別】 Lepiota decorata 本種と同じPiloselli節に含まれる 形態的に類似している 本種と異なり子実体全体の色がばら色を帯びた紫色や濃い桃色など 本種と異なり担子胞子が類球形・広楕円形・僅かに卵形などではなく楕円形~扁桃形 本種と異なり縁シスチジアが洋梨形~有柄球形ではなく狭棍棒形・円筒形または僅かに革袋形 ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus cupresseus 本種と同じPiloselli節に含まれる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が類球形・広楕円形・僅かに卵形などではなく楕円形・長楕円形・扁桃形で微かな乳頭突起を持つ 本種と異なり縁シスチジアのサイズや形状が様々になる ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus pseudopilatianus 本種と同じPiloselli節に含まれる 同じスペインに分布する 本種と異なり傘が帯橙赤色やばら桃色などではなく帯赤褐色 本種と異なり子実体が乾燥すると黒色になる 本種と異なり担子胞子が扁桃形で頂部に不明瞭な乳頭突起を持つ 本種と異なり縁シスチジアが洋梨形~有柄球形ではなく広棍棒形 本種よりも明瞭に縁シスチジアの内容物が褐色になる 本種と異なり傘表皮の基層が類子実層状被になる 本種と異なり傘表皮の菌糸末端が先細りにならず、丸くなって終わる