2020年12月20日 (仮訳)樹皮から分離された酵母の新種、Saccharomyces arboricolus Wang, S-A. & Bai, F-Y. 2008. Saccharomyces arboricolus sp. nov., a yeast species from tree bark. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.65331-0 [Accessed December 20, 2020] 【R3-07977】2020/12/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国陝西省および雲南省においてそれぞれコナラ属、シイ属樹木の樹皮から分離された酵母を検討し、Saccharomyces arboricolusとして新種記載した。 本種は子嚢が2-4胞子性で子嚢胞子が球形であることなどで特徴づけられた。 本種が新種であることは分子系統解析、電気泳動核型解析、および生理学的形質の検討などにより確かめられた。 中国陝西省秦嶺山脈 (新種) Saccharomyces arboricolus F.Y. Bai & S.A. Wang 語源…樹木に生息する 【よく似た種との区別】 Saccharomyces bayanus ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵不能 本種と異なりマルトースを資化可能 本種と異なりメリビオースを資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saccharomyces cerevisiae ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵不能 本種と異なりマルトース、イヌリンを資化可能 本種と異なりD-マンニトール、メリビオースを資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saccharomyces paradoxus ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵不能 本種と異なりガラクチトールを資化可能 本種と異なりメリビオースを資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saccharomyces pastorianus ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵不能 本種と異なりD-マンニトール、メリビオースを資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saccharomyces cariocanus ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメリビオース、トレハロースを資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saccharomyces kudriavzevii ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵不能 本種と異なりマルトースを発酵可能 本種と異なりガラクチトール、イヌリンを資化可能 本種と異なりD-ガラクトース、メリビオース、トレハロースを資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saccharomyces mikatae ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマルトース、ガラクチトールを資化可能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される