2022年7月4日 (仮訳)スペイン産の新種Arrhenia eburnea Barrasa, JM., Rico, V. & Villarreal, M. 2003. Arrhenia eburnea sp. nov. from Spain. Mycotaxon. Available at: https://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/88/88-113.html [Accessed July 4, 2022] 【R3-09658】2022/7/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州においてコケの間の砂質酸性土壌に発生した菌を検討し、Arrhenia eburneaとして新種記載した。 本種は子実体が淡色で襞が深く垂生し、傘表皮に膜状および結晶状の色素を含むことなどで特徴づけられた。 また、Omphalina luteopallidaのホロタイプ標本を検討し、本種をArrhenia属に移した。 Spain, Castilla-La Mancha, Toledo, La Iglesuela, El Bonal (新種) Arrhenia eburnea Barrasa & V.J. Rico 語源…象牙色の(子実体の色から) 【よく似た種との区別】 Arrhenia chlorocyanea スペインに分布する 肉眼的形態および外観が類似している 柄表面が無毛 担子器が4胞子性 本種と異なり子実体が白色、象牙色~帯黄白色ではなく青緑色 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と異なり襞が深く垂生するのではなく垂生する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり傘表皮の色素が膜状および若干結晶状ではなく膜状および結晶状 Arrhenia luteopallida ヨーロッパに分布する 本種と異なりスペインではなくオーストリアなどに分布する 本種と生息環境が異なる 本種と異なり子実体が白色、象牙色~帯黄白色ではなく白色、象牙色~帯黄白色または黄褐白色 本種と異なり襞が深く垂生するのではなく垂生する 本種と異なり柄表面が無毛ではなく毛状 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性 本種と異なり傘表皮の色素が膜状および若干結晶状ではなく若干結晶状 (新組み合わせ) Arrhenia luteopallida (Kuyper & Hausknecht) Barrasa & V.J. Rico 旧名:Omphalina luteopallida Kuyper & Hausknecht 【よく似た種との区別】 Arrhenia eburnea ヨーロッパに分布する 本種と異なりオーストリアなどではなくスペインに分布する 本種と生息環境が異なる 本種と異なり子実体が白色、象牙色~帯黄白色または黄褐白色ではなく白色、象牙色~帯黄白色 本種と異なり襞が垂生するのではなく深く垂生する 本種と異なり柄表面が毛状ではなく無毛 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 本種と異なり傘表皮の色素が干結晶状ではなく若膜状および若干結晶状