2014年6月25日 (仮訳)メキシコの雲霧林に産するLobatopedis属およびMinimelanolocus属の新種 Heredia, G., et al., 2014. New species of Lobatopedis and Minimelanolocus (anamorphic fungi) from a Mexican cloud forest. Nova Hedwigia. …. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2014/00000098/F0020001/art00002 [Accessed June 24, 2014]. 【R3-00842】2014/06/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ・ベラクルス州の雲霧林における調査で植物残渣から採集された2種の菌を新種記載し、Lobatopedis属の検索表を掲載した。 新種Lobatopedis kirkiiは単出芽型の分生子形成様式、褐色の円筒形・狭倒棍棒形・類針形の分生子などで特徴づけられた。 新種Minimelanolocus limpidusは多出芽型の分生子形成様式、淡黄金褐色で倒棍棒形、(3–)6隔壁を持つ分生子などで特徴づけられた。 Mexico, Veracruz, Ecological Reserve “La Martinica”, Mpio. Banderilla (新種) Lobatopedis kirkii R.M. Arias, Heredia & R.F. Castañeda 語源…アナモルフ菌の研究者、Paul M. Kirk博士に献名 【よく似た種との区別】 Lobatopedis foliicola コナラ属樹木の枯れ葉に生じる 分生子柄が直立する直線状 分生子柄が平滑 分生子離脱が破裂的 分生子の離脱にあたって分生子形成細胞に狭窄が生じる 分生子基部の細胞が暗褐色 分生子が平滑 本種と異なりメキシコではなくイギリスに分布する 本種より分生子柄のサイズが大きい 本種と異なり分生子基部の細胞の両側が裂けるのではなく放射状に裂ける 本種と異なり分生子が褐色~頂部に向かって淡褐色ではなく褐色~暗褐色 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が円筒形・狭倒棍棒形・類針形ではなく楕円形 本種と異なり分生子の隔壁数が8-15ではなく7-14 本種と異なり分生子が常に単生するのではなく時に鎖生する Lobatopedis longistriatum 枯れ葉に発生する 分生子柄が単生または集まりをなす 分生子柄が直立する直線状 分生子柄が平滑 分生子のサイズの範囲が重なる 本種と異なりメキシコではなくブラジルに分布する 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種と異なり分生子が褐色~頂部に向かって淡褐色ではなく褐色~暗褐色 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が円筒形・狭倒棍棒形・類針形ではなく虫形鉤状~半円形 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく条線を有する 本種と異なり分生子の隔壁数が8-15ではなく16-31 本種より分生子基部のフリルが短い 本種と異なり分生子基部の裂ける細胞を欠く Mexico, Veracruz, private protected area ‘Agüita Fría’, Mpio. San Andrés Tlalnelhuayocan (新種) Minimelanolocus limpidus Heredia, R.M. Arias & R.F. Castañeda 語源…透明な(分生子の色から) 【よく似た種との区別】 Minimelanolocus camelliae 分生子が倒棍棒形 本種と異なり葉ではなく枝に発生する 本種と異なり分生子がごく淡い褐色~淡黄金褐色ではなく褐色 本種と異なり分生子の隔壁数が3-5(-6)ではなく3 Minimelanolocus olivaceus 分生子が倒棍棒形 本種と異なり葉ではなく匍匐枝様の茎に発生する 本種と異なり分生子がごく淡い褐色~淡黄金褐色ではなく淡い帯オリーブ色 本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく時に円筒形 本種と異なり分生子の隔壁数が3-5(-6)ではなく2-4