2014年12月24日 (仮訳)ブラジル南部産の新種Cladonia litoralis Gumboski, EL. & Eliasaro, S., 2011. Cladonia litoralis (Cladoniaceae), a new species from southern Brazil. The Bryologist. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.1639/0007-2745-114.4.665 [Accessed December 23, 2014]. 【R3-01399】2014/12/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、サンタカタリーナ州の沿岸域で花崗岩の上に見出された地衣を検討し、Cladonia litoralisとして新種記載した。 本種はクッション状の基本葉体と褐色の子器を形成し、地衣成分としてフマルプロトセトラル酸のみが検出された。 本種の記載文を掲載し、化学、生態、分類に関して記すとともに類縁種との比較を行った。 Brazil, Santa Catarina, Bombinhas, Mariscal Beach (新種) Cladonia litoralis Gumboski & Eliasaro 語源…沿岸の 【よく似た種との区別】 Cladonia strepsilis(ネジレバハナゴケ) 形態的に類似している 基本葉体がクッション状 本種と異なり子器柄に皮層を有する 本種と異なりハナゴケ属特有の典型的なC+緑色の反応を認める 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含まない Cladonia subcervicornis 形態的に類似している 基本葉体がクッション状 本種と異なり子器柄が杯状 本種と異なり子器柄に皮層を有する Cladonia ochracea ブラジル南部に分布する 磯に生息する 小鱗片状の形態が本種と類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり基本葉体が塊をなさず、稀に塊になったとしても凸形ではなく平ら 本種と異なり主に幼時、基本葉体の小鱗片の下面および縁部が平滑ではなく粒状 本種と異なり地衣体を覆う細粒が円筒形ではなく球形 本種と異なり地衣体を覆う細粒に光沢がない 本種と異なり地衣体を覆う細粒の皮層がはっきりとしておらずほとんど不明瞭