2015年11月12日 (仮訳)ヨーロッパおよび北米西部に産したDimelaena属地衣上生地衣の新種 Knudsen, K. et al., 2013. A new lichenicolous lichen from Europe and western North America in the genus Dimelaena (Physciaceae). The Bryologist. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.1639/0007-2745-116.3.257 [Accessed November 12, 2015]. 【R3-02373】2015/11/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国およびイタリアにおいてDimelaena oreinaおよびD. thysanotaに発生した地衣上生地衣の一種を検討し、D. lichenicolaとして新種記載した。 本種は地衣体が小型で退化的、境界が不明瞭で、微小な裂片が稀に認められることもあった。 本種は同属で唯一地衣を宿主とするD. californicaとは生息域、宿主、地衣体や粉子の形態などで区別された。 USA, California, San Bernardino Co., Joshua Tree National Park, upper Covington Flats (新種) Dimelaena lichenicola K. Knudsen, Sheard, Kocourk. & H. Mayrhofer 語源…地衣生の 【よく似た種との区別】 Dimelaena californica 米国カリフォルニア州に分布する Dimelaena属地衣を宿主とする 地衣体が褐色 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なり米国カリフォルニア州の他にはイタリアではなくメキシコに分布する 本種と異なり山地ではなく沿岸域に分布する 本種と異なりDimelaena oreinaおよびD. thysanotaではなくD. radiataか時にその他の痂状地衣を宿主とする 本種と異なり地衣体が退化的でない 本種と異なり裂片が微小でない 本種と異なり地衣体の縁部が不明瞭でない 本種と異なり顕著な初生菌糸体を有する 本種より子嚢胞子の幅が狭いことがある 本種より粉子が短い