2023年3月21日 (仮訳)スリランカ産のハラタケ目1新種および1新産種 Ediriweera, AN. et al., 2023. A new species and a new record in the Agaricales from Sri Lanka. MycolObs. Available at: https://www.researchgate.net/publication/369237614_MycolObs_-Mycological_Observations_A_new_species_and_a_new_record_in_the_Agaricales_from_Sri_Lanka [Accessed March 20, 2023] 【R3-10438】2023/3/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スリランカの湿地帯で採集された菌を検討し、Candolleomyces ruhunensisとして新種記載した。 本種は傘表面に早落性の被膜を伴い、襞が老成しても暗色化せず、担子胞子が卵形~楕円形、側シスチジアを欠き、縁シスチジアが類瓶形~類円筒形であることなどで特徴づけられた。 また、Crepidotus striatusをスリランカ新産種として報告した。 Sri Lanka, Southern province, Matara, premises of the University of Ruhuna (新種) Candolleomyces ruhunensis A.N. Ediriweera, P. Voto, S.C. Karunarathna & J. Kumla 語源…ルフナ(大学)産の 【よく似た種との区別】 Candolleomyces aberdarensis 担子胞子のサイズの範囲が重なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスリランカではなくケニアなどに分布する 本種と異なり子実体がごく微小である 本種より担子胞子のQ値が大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candolleomyces singeri ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスリランカではなく北米などに分布する 本種と異なり真の分化した縁シスチジアを欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candolleomyces sulcatotuberculosus ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスリランカではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり好湿性植物の残骸に生じる 本種と異なり傘表面に老成時顕著な条線および放射状溝線をあらわす ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candolleomyces cacao ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスリランカではなくアフリカおよびアメリカの赤道帯などに分布する 本種より傘が暗色 本種と異なり傘が”ocellate”である 本種より担子胞子の幅が狭い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Psathyrella atricastanea 本種と異なりスリランカではなくアフリカおよびアメリカの赤道帯などに分布する 本種より傘が暗色 本種と異なり傘が”ocellate”である 本種より担子胞子の幅が狭い (スリランカ新産種) Crepidotus striatus T. Bau & Y.P. Ge