2016年3月1日 (仮訳)インド産のキヒダタケ属1新種 Pradeep, CK. et al., 2015. A new species of Phylloporus (Agaricales, Boletaceae) from India. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.226.3.7 [Accessed March 1, 2016]. 【R3-02702】2016/03/01投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州で採集された菌を検討し、Phylloporus septocystidiatusとして新種記載した。 本種は傘が褐色で、担子胞子が大型でアミロイド、子実層シスチジアに複数の隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析で近縁であったP. parvisporusとは肉眼的形態、顕微鏡的形態などで区別された。 India, Kerala State, Trivandrum District, Palode, JNTBGRI campus (新種) Phylloporus septocystidiatus C.K. Pradeep & K.B. Vrinda 語源…隔壁のあるシスチジアの(子実層シスチジアの形態から) 【よく似た種との区別】 Phylloporus parvisporus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(類似度85%) 本種と異なりインドではなく中国、シンガポールなどに分布する 本種より子実体のサイズが比較的小さい 本種と異なり傘が褐色ではなくオリーブ色を帯びる 本種と異なり傘に吸水性を欠く 本種と異なり襞が連絡する 本種と異なり襞に青変性を欠く 本種と異なり柄が褐色ではなくオリーブ色を帯びる 本種と異なり肉が類白色ではなく褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり子実層シスチジアが円筒状棍棒形、紡錘状など様々な形状ではなく類棍棒状紡錘形~類紡錘形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phylloporus infuscatus 本種と異なりインドではなくタイなどに分布する 本種と異なり傘が褐色ではなく緑色 本種と異なり肉が類白色ではなく暗色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり傘表皮が球状細胞類似の鎖生する細胞からなる Phylloporus bellus(キヒダタケ) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなく日本などに分布する 本種と異なり傘が褐色ではなく帯黄色~帯赤褐色 本種と異なり傘表面が密な綿毛状 本種と異なり肉が類白色ではなく帯黄色 本種と異なり肉が淡灰色に変色するのではなく変色しない 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phylloporus brunneiceps 本種と異なり傘が褐色ではなく暗褐色 本種と異なり傘表面が小鱗片状 本種と異なり襞が連絡する 本種と異なり子実体基部に黄色の菌糸体を伴う 本種より担子胞子のサイズが大きい Phylloporus arenicola 本種と異なり傘が褐色ではなくオリーブ黄褐色 本種と異なり襞に青変性を欠く 本種と異なり子実体基部に黄色の菌糸体を伴う 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が広楕円形~長形ではなく広卵形~涙形 Phylloporus rhodoxanthus(オオミノミヤマキヒダタケ) 本種と異なり脈間襞を有する 本種と異なり子実体基部に黄色の菌糸体を伴う 本種と異なり子実体のどの部分も青変しない 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が広楕円形~長形ではなく類紡錘形 本種と異なり担子胞子が非アミロイド Phylloporus cyanescens 本種と異なり傘が褐色ではなく暗褐色 本種と異なり傘表面がやや綿毛状 本種と異なり襞が連絡する 本種と異なり肉が淡青色に変色する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり傘表皮が毛状柵状被