2015年4月15日 (仮訳)イラン産広義Fusicladium属の予備的研究 Hashemi, SA. et al., 2013. A preliminary study on the genus Fusicladium s. l. in Iran. Mycologia Iranica. …. Available at: http://mi.iranjournals.ir/article_4198_614.html [Accessed April 14, 2015]. 【R3-01737】2015/04/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イランの4州においてFusicladium属菌を調査し、形態に基づき5種を同定した。 そのうち、F. carpophilumおよびF. fraxiniをイラン新産種として報告し、4種と1品種を新宿主として報告した。 イラン産Fusicladium属菌の検索表を掲載した。 (イラン新産種) Fusicladium carpophilum (Thüm.) Oudem. ※ネクタリンをイランにおける本種の新宿主として報告した。 【よく似た種との区別】 Fusicladium cerasi イランに分布する 分生子形成細胞がシンポジオ状に生じる 本種より宿主範囲が狭い 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子が鎖生しない (イラン新産種) Fusicladium fraxini Aderh. 【よく似た種との区別】 Fusicladium nebulosum 同じトネリコ属植物を宿主とする 本種と分生子柄のサイズが異なる 本種と分生子柄の色が異なる 本種と分生子柄の伸長様式が異なる (その他掲載種) Fusicladium pomi (Fr.) Lind ※トキワサンザシ属、リンゴの赤色品種をイランにおける本種の新宿主として報告した。 【よく似た種との区別】 Fusicladium pyrorum イランに分布する 同じリンゴ属およびナシ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長するのではなくシンポジオ状に生じる Fusicladium asperatum 同じリンゴ属植物を宿主とする Fusicladium oleagineum イランに分布する 分生子形成細胞が貫生伸長する 本種と異なりリンゴ属、トキワサンザシ属、ビワではなくオリーブ属植物を宿主とする 本種より分生子柄が短い 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が通常無隔壁ではなく1(-2)隔壁を有する (その他掲載種) Fusicladium pyrorum (Lib.) Fuckel ※Khoj(洋梨の地方品種)をイランにおける本種の新宿主として報告した。 【よく似た種との区別】 Fusicladium ahmadii 同じナシ属植物を宿主とする Fusicladium pomi イランに分布する 同じリンゴ属およびナシ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子形成細胞がシンポジオ状に生じるのではなく貫生伸長する Fusicladium nashicola 同じナシ属植物を宿主とする Fusicladium cerasi イランに分布する 分生子形成細胞がシンポジオ状に生じる 本種より宿主範囲が狭い 本種と異なりセイヨウナシではなくスミミザクラを宿主とする 本種より分生子柄が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子の隔壁数が0(-1)ではなく0-1(-3) (その他掲載種) Fusicladium oleagineum (Castagne) Ritschel & U. Braun 【よく似た種との区別】 Fusicladium pomi イランに分布する 分生子形成細胞が貫生伸長する 本種と異なりオリーブ属植物ではなくリンゴ属、トキワサンザシ属、ビワを宿主とする 本種より分生子柄が長い 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子に1(-2)隔壁を有するのではなく通常無隔壁