2015年5月18日 (仮訳)Lomaantha属の再検討および新種記載 Ma, J. et al., 2011. A revision of the genus Lomaantha, with the description of a new species. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/103/2/407.short [Accessed May 17, 2015]. 【R3-01834】2015/05/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省の熱帯雨林において、ヨシの枯稈に発生した菌を検討し、Lomaantha phragmitisとして新種記載した。 本種は同属他種とは分生子柄、分生子形成細胞、分生子などの形態を基に区別された。 Lomaantha属が分生子形成および付属糸においてChaetendophragmia属と類似し、一方で分生子形成細胞の伸長および付属糸の性質が異なる点を指摘した。 中国海南省覇王嶺国家自然保護区 (新種) Lomaantha phragmitis Jian Ma & X.G. Zhang 語源…ヨシ属の 【よく似た種との区別】 Lomaantha pooga 本種と異なりヨシではなくビンロウを宿主とする 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子柄が小疣状ではなく平滑 本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長することがない 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種より分生子の付属糸が短い Lomaantha santalii 分生子のサイズの範囲が重なる 本種と異なりヨシではなくビャクダンを宿主とする 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種と異なり分生子柄が小疣状ではなく平滑 本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長することがない 本種より分生子の基部の幅が広い 本種と異なり分生子の隔壁数が11-13ではなく3-5 本種より分生子の付属糸が短い