2018年3月14日 (仮訳)ハサミムシ目および咀顎目昆虫に感染するHirsutella属およびPandora属菌の最初かつ最南の記録 Toledo, AV., Humber, RA. & López Lastra, CC. 2008. First and southernmost records of Hirsutella (Ascomycota: Hypocreales) and Pandora (Zygomycota: Entomophthorales) species infecting Dermaptera and Psocodea. Journal of Invertebrate Pathology. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022201107001917 [Accessed March 14, 2018]. 【R3-04936】2018/3/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチンからHirsutella strigosa、H. citriformis、Pandora nouryiの3種を報告した。 これらはそれぞれクギヌキハサミムシ科、ウスイロチャタテ科、ニセケチャタテ科の一種を宿主としていた。 本報告はチャタテムシに感染する病原菌の初報告となった。 (その他掲載種) Hirsutella strigosa Petch 【よく似た種との区別】 Hirsutella guyana 本種と異なり分生子柄が退化的またはこれを欠くのではなく顕著 本種と異なり分生子形成細胞が単生するのではなく輪生するか集まりをなす Hirsutella verticillioides 本種と異なり分生子形成細胞が単生するのではなくしばしば輪生する Hirsutella besseyi 本種と異なり分生子形成細胞がしばしばポリフィアライドである Hirsutella illustris 本種より分生子が長い (その他掲載種) Hirsutella citriformis Speare (その他掲載種) Pandora nouryi (Remaud. & Hennebert) Humber ※本種をチャタテムシ類から初めて報告した。 【よく似た種との区別】 Pandora neoaphidis 同じアブラムシ類を宿主とする 分生子柄が指状に分枝する シスチジアが円錐形または円筒形 仮根が単一の菌糸からなる 仮根の末端が盤状に伸長する 本種と異なりチャタテムシ類が宿主として知られていない 本種より一次分生子のサイズが大きい 本種と異なり一次分生子が卵状ではなく卵状、楕円形、類円筒形で僅かに凸形の乳頭突起を有するのではなく顕著な凸形の乳頭突起を有する Pandora kondoiensis 同じアブラムシ類を宿主とする 分生子柄が指状に分枝する シスチジアが円錐形または円筒形 仮根が単一の菌糸からなる 仮根の末端が盤状に伸長する 本種と異なりチャタテムシ類が宿主として知られていない 本種より一次分生子のサイズが大きい 本種と異なり一次分生子が卵状ではなく卵状、楕円形、類円筒形で僅かに凸形の乳頭突起を有するのではなく狭楕円形でほぼ円筒形の頸部が僅かに突出する