2014年5月31日 (仮訳)メキシコ産のアーバスキュラー菌根菌の新記録 Mendez Cortes, et al., H., 2012. Nuevos registros de hongos micorrizógenos arbusculares para México. Revista mexicana de Micologia. …. Available at: http://www.scielo.org.mx/scielo.php?pid=S0187-31802012000200008&script=sci_arttext [Accessed May 30, 2014]. 【R3-00765】2014/05/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ新産種として、ベラクルス州の熱帯林でCedrela odorataの根圏から採集された4種のアーバスキュラー菌根菌を報告した。 そのうちRhizophagus custosは常緑高木林において、Glomus属の3種は常緑中木林において見出された。 採集地の年間降水量は常緑高木林が2500-3000 mm、常緑中木林が1200-1500 mmであり、後者のGlomus属3種はより乾燥した地域に適応した種と考えられたが、この傾向は従来の報告とも一致した。 (メキシコ新産種) Rhizophagus custos (C. Cano & Dalpé) C. Walker & A. Schüßler 【よく似た種との区別】 Rhizophagus irregularis 本種と異なり胞子壁の第1層と第4層がデキストリノイドという特徴を欠く Glomus aggregatum 本種と異なり胞子壁の第1層と第4層がデキストリノイドという特徴を欠く (メキシコ新産種) Glomus arenarium Blaszk., Tadych & Madej, 【よく似た種との区別】 Claroideoglomus etunicatum 胞子の形態が類似している 本種と異なり胞子壁が3層ではなく2層からなる 本種と異なり胞子壁の外層がデキストリノイドである Glomus insculptum 胞子の形態が類似している 本種と異なり胞子壁が3層ではなく2層からなる Glomus pustulatum 胞子の形態が類似している 本種と異なり胞子壁の外層に膿疱状の隆起がある 本種と異なり胞子壁の外層が粘液質でない Glomus versiforme 胞子の形態が類似している 本種と異なり胞子壁の外層が無色半透明 本種と異なり胞子壁の外層が粘液質でない Claroideoglomus drummondii 胞子の形態が類似している 本種と異なり胞子が黄褐色ではなく濃黄色 Diversispora trimurales 胞子の形態が類似している 本種と異なり胞子の内層が黄褐色~橙色ではなく無色~淡黄色 (メキシコ新産種) Glomus aureum Oehl & Sieverd. 【よく似た種との区別】 Glomus glomerulatum 胞子果が有色 本種と異なり胞子が橙色ではなくより暗色 Glomus pallidum 胞子果が有色 本種より胞子が橙色ではなくより淡色のクリーム色~淡橙色 本種と異なり支持菌糸の色が胞子と同色ではなく無色 本種と異なり胞子が非アミロイド Rhizophagus proliferus 胞子果が有色 本種と異なり胞子壁が2層ではなく4層からなる Sclerocystis rubiformis 胞子果が有色 本種と異なり胞子がランダムに分布するのではなく、菌糸叢の中央部に形成される Glomus invermaium 胞子果が有色 本種と異なり胞子壁の外層が消失性ではなく永続性 Glomus microcarpum 胞子果が有色 本種と異なり胞子果に”peridium”を伴う Funneliformis vesiculiferum 胞子果が有色 本種と異なり胞子果に”peridium”を伴う (メキシコ新産種) Glomus hyderabadensis Swarupa, Kunwar, G.S. Prasad & Manohar.