2019年3月3日 (仮訳)Cryptophiale属、Cryptophialoidea属、Nawawia属、新属Neonawawia属、およびPhialosporostilbe属の系統的位置 Yang, J. et al., 2018. Phylogenetic placement of Cryptophiale, Cryptophialoidea, Nawawia, Neonawawia gen. nov. and Phialosporostilbe. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdf/MYCOSPHERE_9_6_5.pdf [Accessed March 3, 2019] 【R3-06001】2019/3/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国およびタイにおいて淡水に沈んだ材に発生した菌を検討し、新属Neonawawiaを含む4属の系統的位置を検討した。 中国およびタイで採集された菌を検討し、Phialosporostilbe scutiformisとして新種記載した。 Neonawawia malaysianaおよびPhialosporostilbe dendroideaの2新組み合わせを提唱したほか、3種を再採集して初の配列データを得た。 中国貴州省安順市鎮寧プイ族ミャオ族自治県高蕩村 (新種) Phialosporostilbe scutiformis N.G. Liu, J. Yang & K.D. Hyde 語源…盾形の(分生子の正面視での形状から) 【よく似た種との区別】 Phialosporostilbe turbinata 分生子柄に樹状構造を有する 分生子のサイズが類似している 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄下部の中央部から直立する明瞭な剛毛を有するという特徴を欠く Phialosporostilbe dendroidea 分生子柄に樹状構造を有する 分生子のサイズが類似している 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄下部の中央部から直立する明瞭な剛毛を有するという特徴を欠く Menisporopsis theobromae シンネマを形成する シンネマの中心部に明瞭な剛毛を有する 分生子形成細胞が末端生 分生子形成細胞がモノフィアライドである 分生子が無色 分生子に隔壁を欠く 分生子に付属糸を有する nrLSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が樹状ではなく頂部までまとまった形状をとる 本種と異なり分生子柄が剛毛の長さの1/5-1/4低い位置にあるのではなく剛毛の長さの半分までに位置する 本種んと異なり分生子が円状四面体および角錐形ではなく棍棒形~円筒形で僅かに屈曲する 本種と異なり分生子に付属糸の数が3ではなく2 nrLSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Neonawawia malaysiana (Crous & S.S. Lee) J. Yang, K.D. Hyde & J.K. Liu 旧名:Nawawia malaysiana Crous & S.S. Lee (新組み合わせ) Phialosporostilbe dendroidea (K.D. Hyde, Goh & T. Steinke) J. Yang & K.D. Hyde 旧名:Nawawia dendroidea K.D. Hyde 【よく似た種との区別】 Phialosporostilbe scutiformis 分生子柄に樹状構造を有する 分生子のサイズが類似している 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子柄下部の中央部から直立する明瞭な剛毛を有する (その他掲載種) Cryptophiale udagawae Piroz. & Ichinoe (その他掲載種) Cryptophialoidea fasciculata Kuthub. & Nawawi (その他掲載種) Nawawia filiformis (Nawawi) Marvanová 【よく似た種との区別】 Nawawia quadrisetulata 分生子柄がモノネマである 分生子柄が褐色 分生子形成細胞がモノフィアライドである 分生子形成細胞にカラレットを有する 分生子が無色 分生子が洋独楽状四面体または倒角錐形 本種と異なり分生子の付属糸の数が3-4(ほとんどの場合3)ではなく4-5(ほとんどの場合4)