2021年2月12日 (仮訳)腐生性ロフィオストマ科菌類:新種Pseudolophiostoma mangiferaeおよびマンゴーからのNeovaginatispora fuckeliiの初記録 Tennakoon, DS. et al., 2018. Saprobic Lophiostomataceae (Dothideomycetes): Pseudolophiostoma mangiferae sp. nov. and Neovaginatispora fuckelii, a new record from Mangifera indica. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.364.2.3 [Accessed February 12, 2021] 【R3-08137】2021/2/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾嘉義県においてマンゴーの枯幹から分離された菌を検討し、Pseudolophiostoma mangiferaeとして新種記載した。 本種は近縁種とは宿主のほか子嚢果、子嚢、子嚢のサイズなどが異なっていた。 また、Neovaginatispora fuckeliiを台湾新産種として報告した。 台湾嘉義県番路郷大湖村 (新種) Pseudolophiostoma mangiferae Tennakoon, C.H. Kuo & K.D. Hyde 語源…マンゴー属の 【よく似た種との区別】 Pseudolophiostoma vitigenum 子嚢果が半埋生する 子嚢果が革質~炭質 子嚢が円筒状棍棒形 子嚢胞子が無色 子嚢胞子の隔壁数が1 nrLSU+nrSSU+tef1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマンゴーではなくブドウ属植物などに生じる 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい nrLSU+nrSSU+tef1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudolophiostoma obtusisporum 子嚢胞子が無色 nrLSU+nrSSU+tef1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマンゴーではなくビロウ属植物などに生じる 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種より子嚢が長い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の末端が鈍頭 nrLSU+nrSSU+tef1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (台湾新産種) Neovaginatispora fuckelii (Sacc.) A. Hashim., K. Hiray. & Kaz. Tanaka