2018年12月27日 (仮訳)腐朽材から分離された新種、Saturnispora bothae Morais, CG. et al., 2016. Saturnispora bothae sp. nov., isolated from rotting wood. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://doi.org/10.1099/ijsem.0.001269 [Accessed December 27, 2018] 【R3-05802】2018/12/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルの大西洋岸森林において腐朽材から分離された酵母の一種を検討し、Saturnispora bothaeとして新種記載した。 本種は子嚢に1-4つの半球形の子嚢胞子を形成し、ヘテロタリックとみられ、セロビオースおよびキシロースを資化不能であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でSaturnispora属クレードに含まれ、近縁種とはD1/D2領域の塩基配列に60ヌクレオチド以上の置換が見られた。 Private Natural Heritage Reserve of Sanctuary of Caraça, an Atlantic Rainforest site of Brazil (新種) Saturnispora bothae C.G. Morais, C.A. Lara, B.M. Borelli, R.M. Cadete, J.D. Moreira, Lachance & C.A. Rosa 語源…酵母生態学者のAlfred Botha氏に献名 【よく似た種との区別】 Saturnispora sanitii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりグルコースの発酵能を欠く D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saturnispora suwanaritii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトレハロースおよび水溶性デンプンを資化可能 本種と異なりグリセロールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saturnispora sekii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-マンニトールおよびD-グルシトールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saturnispora silvae 生長プロファイルがほぼ同一 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される