2022年10月2日 (仮訳)中国新産のMicropsalliota属2種 Wei, L. et al., 2022. Two New Records of the Genus Micropsalliota from China. Chinese Journal of Tropical Crops. Available at: http://www.rdzwxb.com/CN/10.3969/j.issn.1000-2561.2022.04.006 [Accessed October 2, 2022] 【R3-09929】2022/10/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国広東省から中国新産種としてMicropsalliota bifidaおよびM. subalbaの2種を報告した。 前者は傘が純白平滑、襞が白色のちに褐色で離生し密、白色のつばを有し、担子胞子が卵形~扁桃形平滑、縁シスチジアが時に2裂することなどで特徴づけられた。 後者は傘中央部に臍状突起を有し、放射状繊維紋をあらわし、襞が離生し密、白色のつばを有し、担子胞子が卵形平滑、縁シスチジアが平滑であることなどで特徴づけられた。 (中国新産種) Micropsalliota bifida R.L. Zhao, Desjardin, K. Soytong & K.D. Hyde 【よく似た種との区別】 Micropsalliota subarginea アジアに分布する 肉眼的特徴が識別困難なほど類似している 傘が白色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より縁シスチジアが長い 本種と異なり縁シスチジアが円筒形~偽頭状で屈曲する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Micropsalliota arginea 肉眼的特徴が識別困難なほど類似している 傘が白色 本種と異なり縁シスチジアが膨大し偽頭状 Micropsalliota lateritia 中国に分布する 肉眼的特徴が識別困難なほど類似している 傘が白色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が成熟すると赤褐色になる 本種より担子胞子が長い 本種と異なり縁シスチジアが偽頭状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Micropsalliota pseudoarginea アジアに分布する 肉眼的特徴が識別困難なほど類似している 傘が白色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子が長い 本種と異なり縁シスチジアが楕円形~棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Micropsalliota alba 肉眼的特徴が識別困難なほど類似している 傘が白色 本種より子実体のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが広い頭状 (中国新産種) Micropsalliota subalba Heinemann & Little Flower 【よく似た種との区別】 Micropsalliota gracilis アジアに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面が淡赤褐色の鱗片または糠状の粉に覆われる 本種より縁シスチジアの幅が狭い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される