2023年10月23日 (仮訳)シロキクラゲ綱のアナモルフ酵母の新種、Vishniacozyma pseudocarnescens Zhu, H-Y. et al. 2023. Vishniacozyma pseudocarnescens sp. nov., a new anamorphic tremellomycetous yeast species. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Avaialble at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.006076 [Accessed October 23, 2023] 【R3-11087】2023/10/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 世界各地で様々な基質から分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Vishniacozyma pseudocarnescensとして新種記載した。 本種は遼寧省の潮間帯において海水試料から分離されたほか、トウモロコシの葉やブドウ、ヤチスゲ、沼の水、Gymnocalycium denudatumなどからも分離された。 本種は30°Cおよび50%グルコース添加培地で生育可能であることなどで特徴づけられた。 中国遼寧省葫芦島市 (新種) Vishniacozyma pseudocarnescens H.Y. Zhu, X.Z. Liu & F.Y. Bai 語源…偽のVishniacozyma carnescens 【よく似た種との区別】 中国、ロシア、ドイツ、米国における分布が知られている 花、葉、水などから分離される ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリア、スペイン、ポルトガルなどにおける分布が知られている 本種と異なり土壌、空中などから分離される 本種と異なり30°Cで生育可能という特徴を欠く 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育可能という特徴を欠く ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Vishniacozyma carnescens ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり30°Cで生育可能という特徴を欠く 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育可能という特徴を欠く ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Vishniacozyma tephrensis ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり土壌から分離される 本種と異なりアイスランドにおける分布が知られている 本種と異なり30°Cで生育可能という特徴を欠く 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育可能という特徴を欠く ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Vishniacozyma victoriae 中国、米国に分布する ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり南極における分布が知られている 本種と異なり土壌、空中、リンゴなどから分離される 本種と異なり30°Cで生育可能という特徴を欠く 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育可能という特徴を欠く ITS+D1/D2+nrSSU+RPB1+RPB2+TEF1+CYTBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される