(仮訳)南極産のブエリオイド地衣の新種、Buellia oevstedalii
Elix, JA. 2023. Buellia oevstedalii (Caliciaceae, Ascomycota), a new buellioid lichen from Antarctica. Australasian Lichenology. Available at: https://www.cpbr.gov.au/abrs/lichenlist/AL93.pdf [Accessed May 21, 2024] 【R3-11720】2024/5/21投稿

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3行まとめ

南極のグレアムランドで採集された岩上生地衣の一種を検討し、Buellia oevstedaliiとして新種記載した。
本種は地衣体が連続的で黄褐色~淡さび褐色、子器が埋生するクリプトレカノラ型でのちにレキデア型、スチクチン酸およびジロホール酸を含むことなどで特徴づけられた。
本種はB. ocellataにいくぶん類似していたが、地衣体の形状や子実下層の色、地衣成分などが異なっていた。
Antarctica, Graham Land, James Ross Island, hilltop on S side of St Marthas Cove

(新種)

Buellia oevstedalii Elix
語源…ノルウェーの地衣学者、Dag Olav Øvstedal氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Buellia ocellata
本種と異なり地衣体が連続的ではなくしばしば散在する
本種と異なり子実下層が無色ではなく暗褐色
本種と異なり子実下層に油滴が散在するという特徴を欠く
本種と異なり地衣成分としてアルトテリンを含む
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸およびジロホール酸を含むという特徴を欠く