(仮訳)Psathyrella confundens:湿った場所に生息するヨーロッパ産の新種
Örstadius, L. & Larsson, E. 2021. Psathyrella confundens (Psathyrellaceae, Agaricales). – a moist growing new species from Europe. Agarica. Available at: https://gup.ub.gu.se/file/208505 [Accessed May 31, 2024] 【R3-11749】2024/5/31投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ヨーロッパで採集された菌を検討し、Psathyrella confundensとして新種記載した。
本種は湿った場所に発生し、子実体が小型で被膜が乏しく、担子胞子が大きく、シスチジアが尖ることなどで特徴づけられた。
本種は従来Drosophila albidulaPsathyrella potteriと混同されていたが、特に前者の学名が曖昧に用いられていたことが問題であった。
Sweden, Skåne, Nosaby, Eknabben

(新種)

Psathyrella confundens Örstadius & E. Larss.
語源…混乱する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Psathyrella orbicularis
湿った場所に発生することがある
形態的に類似している
本種と異なり乾燥した森林や開けた草地にも発生する
本種と異なり偽根を有することがある
本種より担子胞子の幅が僅かに狭い
本種と異なり縁シスチジアのタイプBがしばしば細胞層の深い場所から生じるのではなく傘縁部付近から生じる
Psathyrella orbitarum
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される