2024年2月20日 (仮訳)熱帯産コウヤクタケ類:Alutaceodontia属、Botryodontia属、狭義Hyphodontia属、およびKneiffiella属 Hjortstam, K. & Ryvarden, L. 2002. Studies in tropical corticioid fungi (Basidiomycotina, Aphyllophorales) Alutaceodontia, Botryodontia, Hyphodontia s.s. and Kneiffiella. Synopsis Fungorum. Available at: https://www.fungiflora.no/_files/ugd/b2cc6b_eea2f1cb74d246bb9ce42d1ef8157950.pdf#page=26 [Accessed February 20, 2024] 【R3-11448】2024/2/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ベネズエラおよびコロンビアから新種Botryodontia semispathulataを記載した。 また、Alutaceodontia alutaceaなどの新組み合わせを提唱した。 Hyphodontia属およびKneiffiella属の検索表を掲載した。 Venezuela, Miranda State, Maracay, National Park Henri Pittier, Rancho Grande (新種) Botryodontia semispathulata Hjortstam & Ryvarden 語源…半箆形の 【よく似た種との区別】 Botryodontia cirrata 担子器の形態が類似している 担子胞子の形態が類似している 本種より針のサイズが小さい 本種と異なり針がしばしば扁平という特徴を欠く 本種より担子胞子の幅が僅かに広い (新組み合わせ) Alutaceodontia alutacea (Fr.) Hjortstam & Ryvarden ウスチャコメバタケ 旧名: Kneiffiella alutacea (Fr.) Jülich & Stalpers (基礎異名はHydnum alutaceum Fr.) (その他掲載種) Botryodontia cirrata (Hjortstam & Ryvarden) Hjortstam 【よく似た種との区別】 Botryodontia semispathulata 担子器の形態が類似している 担子胞子の形態が類似している 本種より針のサイズが大きい 本種と異なり針がしばしば扁平 本種より担子胞子の幅が僅かに狭い Kneiffiella subglobosa 本種より子実体が厚い 本種より針の形状がずっと細長くない 本種と異なりシスチジアが薄壁でない (新組み合わせ) Hyphodontia sphaerospora (N. Maek.) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Grandinia arguta var. sphaerospora N. Maek. 【よく似た種との区別】 Hyphodontia arguta(ヘラバタケモドキ) 子実層托がほぼ同一の針状 瓶形シスチジアを有する 本種と異なり日本およびエクアドルではなく温帯に普通に分布する 本種より担子胞子のサイズがやや大きい 本種と異なり担子胞子が球形ではなく広楕円形 本種と異なり担子胞子が僅かに厚壁という特徴を欠く (その他掲載種) Kneiffiella barba-jovis (Bull.) P. Karst. ワタコメバタケモドキ 【よく似た種との区別】 Kneiffiella crassa 形態的に類似している(容易に混同されうる) シスチジアが主に集まりをなす 偽シスチジアが管状 偽シスチジアが厚壁 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり菌糸にクランプを規則的に有するのではなく時にしか有さない Kneiffiella abieticola 担子器基部に規則的にクランプを有する シスチジアが主に集まりをなす 菌糸に規則的にクランプを有する 本種より針のサイズが小さい 本種より担子胞子が長い (その他掲載種) Kneiffiella abieticola (Bourdot & Galzin) Jülich & Stalpers 【よく似た種との区別】 Kneiffiella barba-jovis(ワタコメバタケモドキ) 担子器基部に規則的にクランプを有する シスチジアが主に集まりをなす 菌糸に規則的にクランプを有する 本種より針のサイズが大きい 本種より担子胞子が短い (新組み合わせ) Kneiffiella crassa (Rick) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Odontia crassa Rick 【よく似た種との区別】 Kneiffiella barba-jovis(ワタコメバタケモドキ) 形態的に類似している(容易に混同されうる) シスチジアが主に集まりをなす 偽シスチジアが管状 偽シスチジアが厚壁 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり菌糸にクランプを時にしか有さないのではなく規則的に有する Kneiffiella microspora シスチジアが主に集まりをなす 本種と異なり担子器基部にクランプを欠くのではなく有する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり”basal hyphae”にクランプを欠くのではなく有する Kneiffiella subglobosa 本種と異なりシスチジアが主に集まりをなすのではなく主に単生する 本種と異なり菌糸にクランプを有するのではなく欠く 本種と異なり菌糸が中程度に厚壁である (新組み合わせ) Kneiffiella crassispora (P. Roberts) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Botryodontia crassispora P. Roberts 【よく似た種との区別】 Kneiffiella tetraspora シスチジアが主に単生する 菌糸にクランプを有する 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子がやや厚壁ではなく薄壁 (その他掲載種) Kneiffiella microspora (J. Erikss. & Hjortstam) Jülich & Stalpers 【よく似た種との区別】 Kneiffiella crassa シスチジアが主に集まりをなす 本種と異なり担子器基部にクランプを有するのではなく欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり”basal hyphae”にクランプを有するのではなく欠く (新組み合わせ) Kneiffiella subglobosa (Sheng H. Wu) Hjortstam 旧名:Botryodontia subglobosa (Sheng H. Wu) Hjortstam (基礎異名はHyphodontia subglobosa Sheng H. Wu) 【よく似た種との区別】 Kneiffiella crassa 本種と異なりシスチジアが主に単生するのではなく主に集まりをなす 本種と異なり菌糸にクランプを欠くのではなく有する 本種と異なり菌糸が中程度に厚壁という特徴を欠く Botryodontia cirrata 本種より子実体が薄い 本種より針の形状がずっと細長い 本種と異なりシスチジアが薄壁である Kneiffiella tetraspora 担子胞子が薄壁 シスチジアが主に単生する 菌糸にクランプを欠く 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が球形ではなく狭楕円形 (新組み合わせ) Kneiffiella tetraspora (S.S. Rattan) Hjortstam & Ryvarden 旧名:Hyphodontia tetraspora (S.S. Rattan) Hjortstam (基礎異名はHyphodontia efibulata f. tetraspora S.S. Rattan 【よく似た種との区別】 Kneiffiella crassispora シスチジアが主に単生する 菌糸にクランプを有する 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり担子胞子が薄壁ではなくやや厚壁である Kneiffiella subglobosa 担子胞子が薄壁 シスチジアが主に単生する 菌糸にクランプを欠く 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形ではなく球形