(仮訳)スウェーデン新産種Cladonia homosekikaica:ゴットランド島の灰色砂丘で見出された盃状地衣
Boch, S. et al. 2024. Cladonia homosekikaica Nuno new to Sweden – a cup lichen found in the grey dunes of Gotland. Palaearctic Grasslands. Available at: https://edgg.org/sites/default/files/page/Palaearctic_Grasslands_61.pdf [Accessed June 18, 2024] 【R3-11803】2024/6/18投稿

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3行まとめ

スウェーデン、ゴットランド島の砂丘に発生した地衣の一種を検討し、Cladonia homosekikaicaと同定した。
本種をスウェーデン新産種として報告し、ゴットランド島における生息環境を詳しく記述した。
分布データからは、本種が若干乾燥と高温を好み、酸性の草地に生息することが示された。

(スウェーデン新産種)

Cladonia homosekikaica Nuno
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【よく似た種との区別】
Cladonia chlorophaea(ジョウゴゴケ)
形態的に類似している(この種の化学型と考えられてきた)
本種と異なり粉芽が穀粉状~小粒状ではなく常に小粒状である
Cladonia fimbriata(コナジョウゴゴケ)
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種より子柄の形状が細長い
本種より粉芽が微細である
本種と異なり皮層が最基部に限って分布する
Cladonia coniocraea(ヤリノホチイ)
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種より子柄の形状が細長い
本種より粉芽が微細である
本種と異なり皮層が最基部に限って分布する
Cladonia novochlorophaea
地衣成分が類似している
本種と異なり粉芽を有するのではなく欠く
Cladonia rei(ツエハナゴケ)
地衣成分が類似している
本種と異なり盃を形成しない