(仮訳)北米産の属、Bothiaの東アジアへの分布域拡大および中国産の新種B. fujianensis
Zeng, N-K. et al., 2015. A geographical extension of the North American genus Bothia (Boletaceae, Boletales) to East Asia with a new species B. fujianensis from China. Mycological progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-014-1015-x [Accessed January 26, 2017].
【R3-03695】2017/01/26投稿

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3行まとめ

中国福建省の亜熱帯林からBothia fujianensisを新種記載した。
本種は子実体が淡い帯赤色~褐色で子実層托が淡褐色、柄の頂部がやや網目状~畝状で、側シスチジアが比較的長く、縁シスチジアが棍棒形、類棍棒形、便腹形であることなどで特徴づけられた。
本属菌は従来北米のみから知られていたが、本種の報告により東アジアにも分布することが明らかになり、より広範な分布が示された。
中国福建省竜岩市漳平市新橋鎮城口村

(新種)

Bothia fujianensis N.K. Zeng & Zhu L. Yang
語源…福建産の
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【よく似た種との区別】
Bothia castanella
nrLSU+ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなく北米に分布する
本種と異なり傘が暗色
本種より側シスチジアが短い
本種と異なり縁シスチジアが棍棒形、類棍棒形、便腹形ではなく紡錘状~紡錘状便腹形
nrLSU+ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される