2021年4月11日 (仮訳)ノルウェー産の針葉樹に生息するCeratocystis属1新種 Reid, J. et al., 2015. A new conifer-inhabiting species of Ceratocystis from Norway. Botany. Available at: https://cdnsciencepub.com/doi/10.1139/B10-069 [Accessed April 11, 2021] 【R3-08312】2021/4/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ノルウェーにおいてドイツトウヒに生息するIps typographusの坑道から分離された菌を検討し、Ceratocystis norvegicaとして新種記載した。 本種は孔口毛が収束し、分生子を形成せず、生育適温が20°Cであることなどで特徴づけられた。 本種とC. coerulescens複合種の形質比較表を作成した。 near Sandem, Østfold, Norway (新種) Ceratocystis norvegica J. Reid & Hausner 語源…ノルウェーの 【よく似た種との区別】 Ceratocystis coerulescens nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 孔口毛が散開する 本種と異なり子嚢果基部の形状が洋梨形~アンプル形ではなく丸い~卵状 本種と異なり子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなるのではなく褐色で先端が白色の菌糸からなる 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく長形で両端が丸い 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく圧着し疎らな気生菌糸を有する 本種と異なり生育適温が20°Cではなく22°C nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis douglasii 孔口毛が散開する nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果基部の形状が洋梨形~アンプル形ではなく球形 本種と異なり子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなるのではなく短い有色の菌糸からなる 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく長形~僅かに屈曲し両端が丸い 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく気生菌糸を認めない 本種と異なり最大生長温度が25°C超ではなく30°C超 本種と異なり生育適温が20°Cではなく20-25°C nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis fujiensis 孔口毛が散開する nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果基部の形状が洋梨形~アンプル形ではなく球形 本種と異なり子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなるのではなく暗色の菌糸からなる 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく長楕円形 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく気生菌糸が豊富 本種と異なり最大生長温度が25°C超ではなく33°C 本種と異なり最小生長温度が5°C未満ではなく10°C 本種と異なり生育適温が20°Cではなく25°C nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis laricicola nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果基部の形状が洋梨形~アンプル形ではなく球形 本種と異なり子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなるのではなく褐色の菌糸からなる 本種と異なり孔口毛が散開するのではなく収束する 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく楕円形 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく気生菌糸が豊富 本種と異なり最大生長温度が25°C超ではなく33°C 本種と異なり生育適温が20°Cではなく25°C nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis pinicola 孔口毛が散開する nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなるのではなく長い顕著な刺状 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく楕円形~長形で時に屈曲する 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく圧着し僅かに気生菌糸を生じる 本種と異なり生育適温が20°Cではなく25°C nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis polonica 子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなる nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果基部の形状が洋梨形~アンプル形ではなく類球形 本種と異なり孔口毛が散開するのではなく並行~散開する 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく楕円形~広楕円形で中位が最も幅広い 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく豊富に気生菌糸を生じる 本種と異なり最大生長温度が25°C超ではなく32°C 本種と異なり最小生長温度が5°C未満ではなく10°C未満 本種と異なり生育適温が20°Cではなく25°C nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis resinifera 孔口毛が散開する nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果基部の形状が洋梨形~アンプル形ではなく類球形 本種と異なり子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなるのではなく顕著な刺状 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく長形~楕円形 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく圧着し僅かに気生菌糸を生じるかまたは欠く 本種と異なり生育適温が20°Cではなく20-25°C nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis rufipenni 孔口毛が散開する 最大生長温度が25°C超 生育適温が20°C nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果基部の形状が洋梨形~アンプル形ではなく球形 本種と異なり子嚢果基部の装飾が暗色多細胞の菌糸からなるのではなく短い有色の菌糸からなる 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~時に僅かに屈曲するのではなく長形~僅かに屈曲し両端が丸い 本種と異なり菌糸体が圧着し気生菌糸が塊をなすのではなく圧着し僅かに気生菌糸を生じるかまたは欠く nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される