2020年3月2日 (仮訳)アフリカ産のRhodophana属の1新種および1新組み合わせ Daniëls, PP. et al., 2017. A new species and a new combination of Rhodophana (Entolomataceae, Agaricales) from Africa. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.306.3.5 [Accessed March 2, 2020] 【R3-07096】2020/3/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニジェールにおける大型菌類調査で採集された菌を検討し、Rhodophana flavipesとして新種記載した。 本種は傘が暗い帯赤色で鱗片を有し、柄が淡黄色で触れるか老成すると赤褐色を帯びることなどで特徴づけられた。 また、タイプ標本の顕微鏡的形質の検討結果を基にRhodocybe fibulataをRhodophana属に移した。 Niger, Tillabéri Region, Department of Say, Tamou Commune, W National Park, General Seyni Kountché I (新種) Rhodophana flavipes T.J. Baroni, Daniëls & Hama 語源…黄色の柄の 【よく似た種との区別】 Rhodophana fibulata アフリカに分布する 傘表面が小鱗片状 本種と異なりニジェールではなくウガンダ、タンザニアなどに分布する 本種より子実体のサイズが小さい 本種より傘の幅が小さい 本種と異なり傘がさび色~暗褐色 本種と異なり襞が淡い帯桃褐色 本種と異なり柄がさび色~淡褐色 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が類扁桃形または楕円形などではなく卵状~広楕円形 本種と異なり担子胞子表面が波打つ凹凸状 本種と異なり傘表面鱗片の末端細胞が膨大した類球形または洋梨形 Rhodophana squamulosa 本種と異なりニジェールではなくインドなどに分布する 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘が一様に暗褐色 本種と異なり傘の中央が窪んで漏斗状となる 本種と異なり傘表面に吸水性を欠く 本種と異なり傘縁部に条線を欠く 本種より柄のサイズが小さい 本種と異なり柄が褐色で基部にかけて帯灰橙色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が類扁桃形または楕円形などではなく類球形または涙状 (新組み合わせ) Rhodophana fibulata (Pegler) T.J. Baroni, Kluting & Daniëls 旧名:Rhodocybe fibulata Pegler 【よく似た種との区別】 Rhodophana fibulata アフリカに分布する 傘表面が小鱗片状 本種と異なりウガンダ、タンザニアなどではなくニジェールに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種より傘の幅が大きい 本種と異なり傘がさび色~暗褐色でない 本種と異なり襞が淡い帯桃褐色でない 本種と異なり柄がさび色~淡褐色でない 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が卵状~広楕円形ではなく類扁桃形または楕円形など 本種と異なり担子胞子表面が波打つ凹凸状でない 本種と異なり傘表面鱗片の末端細胞が膨大した類球形または洋梨形でない