2013年12月8日 (仮訳)中国産の白トリュフの新種Tuber panzhihuanense Deng, X. et al., 2012. A new white truffle species, Tuber panzhihuanense from China. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-012-0862-6 [Accessed December 7, 2013]. 【R3-00100】2013/12/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国四川省・雲南省で採集された白トリュフをTuber panzhihuanenseとして新種記載した。 本種は秋~冬に標高約1700~2500mの石灰質土壌に発生し、ウンナンマツ(Pinus yunnanensis)と菌根を形成する。 本種はよい香りを持つ食用菌であり、発生量も多いので、中国で発見された白トリュフとしては唯一商業価値を持つ種である。 中国四川省攀枝花市塩辺県 (新種) Tuber panzhihuanense X. J. Deng & Y. Wang 語源…攀枝花産の 【よく似た種との区別】 Tuber latisporum 形態的に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で最も近縁 子嚢果が本種よりずっと小さく、2-2.5 cmほどにしかならない 本種と異なり外皮が2層からなる 本種よりも子嚢胞子が小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tuber borchii 子嚢果が類白色 子嚢果表面が毛状になる 外皮が偽柔組織状 子嚢胞子に網状装飾を持つ 子嚢果の色が本種と異なる 子嚢果表面が毛状になる程度が本種より低い 本種と異なり外皮が2層からなる 本種と異なりグレバが帯黒色ではなく褐色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tuber puberulum 子嚢果が類白色 子嚢果表面が毛状になる 外皮が偽柔組織状 子嚢胞子に網状装飾を持つ 子嚢果の色が本種と異なる 子嚢果表面が毛状になる程度が本種より低い 本種と異なり外皮が2層からなる 本種と異なりグレバが帯黒色ではなく褐色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される