2019年4月7日 (仮訳)野生の種子および果実生菌類の追加 (1):タイにおいてMagnolia champacaおよびSenna siamea果実に生じたDiaporthe rosaeの有性世代 Perera, RH. et al., 2018. Additions to wild seed and fruit fungi 1: The sexual morph of Diaporthe rosae on Magnolia champaca and Senna siamea fruits in Thailand. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/MYCOSPHERE_9_2_7.pdf [Accessed April 7, 2019] 【R3-06105】2019/4/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイにおいてMagnolia champacaおよびSenna siameaの乾燥果実に生じたDiaporthe rosaeの有性世代を報告した。 本種は同所で採集されたことがあったが、それまで無性世代しか知られておらず、バラ属植物のみが宿主として知られていた。 本種の有性世代および無性世代と同属近縁種を含む形質比較表を掲載した。 (その他掲載種) Diaporthe rosae M.C. Samar. & K.D. Hyde 【よく似た種との区別】 Diaporthe ueckerae 分生子柄のサイズの範囲が重なる α分生子の色が無色 α分生子表面が平滑 α分生子に隔壁を欠く α分生子の油滴数が2 ITS、tub2、tef、tef+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく米国に分布する 本種と異なりバラ属、モクレン属、Senna属植物ではなくメロンを宿主とする 本種と異なり分生子果が分生子殻または複数小室を含むのではなく分生子殻 本種と異なり分生子柄を有するか時に退化的で分生子形成細胞となるのではなく有する 本種と異なり分生子柄の形状が円筒形で直線状または屈曲状ではなくアンプル形で細長い 本種より分生子形成細胞の幅が狭い 本種と異なり分生子形成細胞の形状が類円筒形、アンプル形で僅かに先細りになるのではなく円筒形で僅かに先細りになる 本種よりα分生子が長い 本種と異なりα分生子の形状が卵形~楕円形で基部が鈍頭または類截断状ではなく楕円形で基部が類截断状 本種と異なりβ分生子を欠く ITS、tub2、tef、tef+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe miriciae 分生子果が分生子殻または複数小室を含む 分生子柄を有するか時に退化的で分生子形成細胞となる 分生子柄のサイズの範囲が重なる 分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる α分生子のサイズの範囲が重なる α分生子の色が無色 α分生子表面が平滑 α分生子に隔壁を欠く ITS、tub2、tef、tef+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくオーストラリアに分布する 本種と異なりバラ属、モクレン属、Senna属植物ではなくヒマワリ、リョクトウ、ダイズを宿主とする 本種と異なり分生子柄の形状が円筒形で直線状または屈曲状ではなく 本種と異なり分生子形成細胞の形状が類円筒形、アンプル形で僅かに先細りになるのではなく倒棍棒形~円筒形 本種と異なりα分生子の形状が卵形~楕円形で基部が鈍頭または類截断状ではなく卵形~紡錘形で先端が丸く、基部が細まる 本種と異なりα分生子の油滴数が2ではなく 本種よりβ分生子が長い 本種と異なりβ分生子の形状が紡錘形~鉤状ではなく屈曲状~鎌形 ITS、tub2、tef、tef+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe passiflorae 分生子柄の形状が円筒形で直線状または屈曲状 分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる α分生子のサイズの範囲が重なる α分生子の色が無色 α分生子表面が平滑 α分生子に隔壁を欠く β分生子のサイズの範囲が重なる ITS、tub2、tef、tef+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく南米に分布する 本種と異なりバラ属、モクレン属、Senna属植物ではなくパッションフルーツを宿主とする 本種と異なり分生子果が分生子殻または複数小室を含むのではなく分生子殻 本種と異なり分生子柄を有するか時に退化的で分生子形成細胞となるのではなく有する 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子形成細胞の形状が類円筒形、アンプル形で僅かに先細りになるのではなく円筒形 本種と異なりα分生子の形状が卵形~楕円形で基部が鈍頭または類截断状ではなく楕円形で頂部がやや鈍頭、基部が類截断状 本種と異なりα分生子の油滴数が2ではなく複数 本種と異なりβ分生子の形状が紡錘形~鉤状ではなく紡錘形で頂部が鋭く丸まり、基部が截断状で屈曲する ITS、tub2、tef、tef+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される