2017年4月17日 (仮訳)ブラジル、ペルナンブーコ州の大西洋岸森林地域に産したハラタケ科菌類 Wartchow, F., Putzke, J. & Cavalcanti, MAQ., 2008. Agaricaceae Fr.(Agaricales, Basidiomycota) from areas of Atlantic Forest in Pernambuco, Brazil. Acta Botanica Brasilica. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0102-33062008000100026&script=sci_arttext [Accessed April 17, 2017]. 【R3-03939】2017/04/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、ペルナンブーコ州の大西洋岸森林においてハラタケ科菌類の調査を実施し、9種を認めた。 そのうちMicropsalliota brunneospermaをブラジル新産種として報告した。 調査地域に産するハラタケ科菌類の検索表を掲載した。 (その他掲載種) Agaricus aff. parasilvaticus Heinem. (その他掲載種) Agaricus purpurellus (F.H. Møller) F.H. Møller (ペルナンブーコ州新産種) Agaricus rufoaurantiacus Heinem. 【よく似た種との区別】 Agaricus ochraceosquamulosus 本種と傘表面の鱗片の色が異なる 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種より傘表皮の菌糸の幅が広い (ペルナンブーコ州新産種) Leucocoprinus sulphurellus Pegler (その他掲載種) Leucocoprinus cretaceus (Bull.) Locq. ヒメカラカサタケ 【よく似た種との区別】 Leucocoprinus squamulosus 本種と異なり柄が膨大しない 本種と異なりつばを欠く Leucocoprinus cepistipes(キヌカラカサタケ) 本種と異なり傘表面の鱗片が黄褐色~淡褐色 Leucocoprinus fragilissimus(キツネノハナガサ) ブラジルに分布する 傘表面に顕著な溝線を有する 襞が傷ついても変色しない 担子胞子が無色 担子胞子がデキストリノイド 担子胞子のエンドスポリウムがメタクロマティック 側シスチジアを欠く 担子胞子が楕円形 本種と異なり子実体が液化しないのではなくやや液化する 本種と異なり傘表面の小鱗片が白色ではなく黄色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子の頂部が短円筒形 (ペルナンブーコ州新産種) Leucocoprinus fragilissimus (Berk. & M.A. Curtis) Pat. キツネノハナガサ 【よく似た種との区別】 Leucocoprinus cretaceus(ヒメカラカサタケ) ブラジルに分布する 傘表面に顕著な溝線を有する 襞が傷ついても変色しない 担子胞子が無色 担子胞子がデキストリノイド 担子胞子のエンドスポリウムがメタクロマティック 側シスチジアを欠く 担子胞子が楕円形 本種と異なり子実体がやや液化するのではなく液化しない 本種と異なり傘表面の小鱗片が黄色ではなく白色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子の頂部が短円筒形でない (ペルナンブーコ州新産種) Lepiota elaiophylla Vellinga & Huijser 【よく似た種との区別】 Lepiota xanthophylla(キヒダカラカサモドキ) 本種と異なり傘表皮に棍棒形の要素からなる層を有する Lepiota parvispora 新熱帯に分布する 襞が帯黄色 菌糸にクランプを有する 本種より担子胞子が短い Lepiota flavidocana 新熱帯に分布する 襞が帯黄色 菌糸にクランプを有する 本種より担子胞子が短い Lepiota xanthophylloides 新熱帯に分布する 襞が帯黄色 菌糸にクランプを有する 本種より担子胞子が短い Lepiota ochraceolamellata 本種と異なり菌糸にクランプを欠く Lepiota erythrosticta ブラジルに分布する 担子胞子が無色 担子胞子がデキストリノイド 担子胞子のエンドスポリウムがメタクロマティックでない 本種と異なり傘が硫黄色ではなく白色 本種と異なり傘表面の小鱗片が帯桃色ではなく褐色 本種と異なり担子胞子が楕円形~類円筒形ではなく距形で基部が截断状 (その他掲載種) Lepiota erythrosticta (Berk. & Broome) Sacc. 【よく似た種との区別】 Lepiota pyrrhaes ブラジルに分布する 傘の色が類似している 担子胞子が距状 本種より傘の小鱗片の菌糸が短い Lepiota apicepigmentata ブラジルに分布する 傘の色が類似している 担子胞子が距状 本種と異なり頂部に暗色の色素を含む糸状菌糸を有する Lepiota elaiophylla ブラジルに分布する 担子胞子が無色 担子胞子がデキストリノイド 担子胞子のエンドスポリウムがメタクロマティックでない 本種と異なり傘が白色ではなく硫黄色 本種と異なり傘表面の小鱗片が褐色ではなく帯桃色 本種と異なり担子胞子が距形で基部が截断状ではなく楕円形~類円筒形 (ブラジル新産種) Micropsalliota brunneosperma (Singer) Pegler 【よく似た種との区別】 Micropsalliota purpurea 本種と異なりアルゼンチン、ケニア、ウガンダ、トリニダード、ガラパゴス諸島、ブラジルではなくエクアドルなどに分布する 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい Micropsalliota cinnamomeopalida 本種と異なりアルゼンチン、ケニア、ウガンダ、トリニダード、ガラパゴス諸島、ブラジルではなくコスタリカなどに分布する 本種と異なり傘が暗い帯紫色でない Micropsalliota roseovinacea ブラジルに分布する 本種と異なりマルティニークなどにおける分布が知られている 本種と異なり縁シスチジアが紡錘状で時に便腹形、頭状なのではなく短円筒形で頭状 Micropsalliota cardinalis アルゼンチンに分布する 本種より傘のサイズが小さい Micropsalliota pruinosa ブラジルに分布する 本種より傘のサイズが小さい Micropsalliota heinemanniana 本種と異なりアルゼンチン、ケニア、ウガンダ、トリニダード、ガラパゴス諸島、ブラジルではなくメキシコなどに分布する 本種と異なり側シスチジアを有する Micropsalliota subalpina 本種と異なりアルゼンチン、ケニア、ウガンダ、トリニダード、ガラパゴス諸島、ブラジルではなくメキシコなどに分布する 本種と異なり子実体の形状が細長い 本種と異なり傘が紫色ではなくクリーム色~チョコレート褐色