2015年5月22日 (仮訳)タイにおいてTectona grandis(チーク)に発生したボトリオスフェリア科の新種、Barriopsis tectonae Doilom, MW. et al., 2014. Barriopsis tectonae sp. nov. a new species of Botryosphaeriaceae from Tectona grandis (teak) in Thailand. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.176.1.10 [Accessed May 21, 2015]. 【R3-01846】2015/05/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、パヤオ県においてチークの枯れ枝に発生した菌を検討し、Barriopsis tectonaeとして新種記載した。 本種は同属他種とは子嚢胞子および分生子のサイズなどで区別された。 本種はITS+EF1-α+BTに基づく分子系統解析で単系統群を形成し、GCPSRの概念からも本種を独立の種とする措置が支持された。 Thailand, Phayao Province, Muang District (新種) Barriopsis tectonae Doilom, Shuttleworth & K.D. Hyde 語源…チーク属の 【よく似た種との区別】 Barriopsis fusca 子嚢のサイズの範囲が重なる ITS+EF1-α+BTに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりチークではなくミカン属植物などを宿主とする 本種より子嚢の幅が広い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より分生子のサイズが小さい 本種より分生子の成熟時に縦方向条線が少ない ITS+EF1-α+BTに基づく分子系統解析で明瞭に区別され、各領域の塩基配列が顕著に異なる Barriopsis iraniana ITS+EF1-α+BTに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりチークではなくマンゴー、ミカン属、オリーブ属植物を宿主とする 本種と異なり腐生菌ではなくエンドファイトとして知られている 本種と異なりテレオモルフが知られていない 本種より分生子のサイズが小さい 本種より分生子の成熟時に縦方向条線が少ない 本種と異なり分生子がまだ分生子柄に付着している時点から縦方向条線をあらわす 本種よりMEA25°Cでの生長が速い ITS+EF1-α+BTに基づく分子系統解析で明瞭に区別され、各領域の塩基配列が顕著に異なる