(仮訳)ワインセラーの表面から分離された酵母の新種、Candida patagonica
Sangorrín, MP. et al., 2007. Candida patagonica sp. nov., a new species of yeast from cellar surfaces. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://doi.org/10.1007/s10482-006-9137-z [Accessed September 8, 2018].
【R3-05474】2018/9/9投稿

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3行まとめ

アルゼンチン、パタゴニア北部のワインセラーにおいて発酵用の樽から分離された酵母を検討し、Candida patagonicaとして新種記載した。
本種は偽菌糸を豊富に形成し、有性生殖は認めなかった。
生理学的形質や分子系統解析およびPCR-RFLPの結果からも本新種の記載が支持された。
North Patagonian Region, Argentina

(新種)

Candida patagonica Sangorrín, C.A. Lopes, Belloch, Querol & A.C. Caballero
語源…パタゴニアの
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【よく似た種との区別】
Candida bituminiphila
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり糖の発酵能を全く欠くのではなく有する
本種と異なりスクロースおよびエリトリトールの資化能を欠く
本種と異なりビタミン要求性を欠く
本種と異なり40°Cで生育不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される