2023年8月1日 (仮訳)新種Chaenothecopsis xishuiensisおよび中国新産種Lecanora pseudargentata Li, M., Ju, Y. & Jia, Z. 2023. Chaenothecopsis xishuiensis sp. nov. to Science and Lecanora pseudargentata Newly Reported from China. Diversity. Available at: https://www.mdpi.com/1424-2818/15/8/893 [Accessed August 1, 2023] 【R3-10838】2023/8/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国貴州省で採集された地衣の一種を検討し、Chaenothecopsis xishuiensisとして新種記載した。 本種は子器が半球形~円錐形で柄が分枝せず、子嚢が円筒形で8胞子性、子嚢胞子が褐色無隔壁、地衣成分としてアトラノリンおよびゼオリンを含むことなどで特徴づけられた。 また、中国新産種としてLecanora pseudargentataを報告した。 中国貴州省遵義市習水県三岔河鎮丹霞谷 (新種) Chaenothecopsis xishuiensis Z.F. Jia 語源…習水産の ※本種のMycoBankNo,は848ht5588となっており、誤植とみられる。 【よく似た種との区別】 Chaenothecopsis viridialba ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子器に類白色の粉霜または小粒を伴う 本種より子器の柄が長い 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chaenothecopsis montana ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子器全体がK陰性 本種より子嚢の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が卵状~楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chaenothecopsis kilimanjaroensis 形態的に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり”capitula”が単一または2-5つに凝集する 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chaenothecopsis pusiola 形態的に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり樹皮生ではなく地衣生である 本種より柄が長い 本種と異なり柄が黒色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chaenothecopsis ochroleuca 柄が短い 子嚢胞子が小型 子嚢胞子が単純形である 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり柄が黒色 本種と異なり柄に厚い白色の粉霜を伴う 本種と異なり柄がKOHで同時に赤色と緑色を呈する 本種より子嚢が長い Chaenothecopsis ussuriensis 柄が短い 子嚢胞子が小型 子嚢胞子が単純形である 本種より子器のサイズが大きい 本種より子嚢のサイズが小さい 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形で頂部が丸い (中国新産種) Lecanora pseudargentata Lumbsch 【よく似た種との区別】 Lecanora argentata ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実上層に顆粒を含まない 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lecanora subrogosa 本種と異なり子器盤に粉霜を欠く 本種と異なり子実上層に顆粒を含まない Lecanora cenisia ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり地衣体に粉霜を欠く 本種と異なり地衣成分としてガンガレオイジンを含まない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される