2018年6月26日 (仮訳)タイ北部産の新種Colletotrichum acidae、およびアヤメ属植物におけるC. dematiumの新記録 Samarakoon, MC. et al., 2018. Colletotrichum acidae sp. nov. from northern Thailand and a new record of C. dematium on Iris sp. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdf/MYCOSPHERE_9_3_9.pdf [Accessed June 25, 2018]. 【R3-05251】2018/6/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンラーイ県においてPhyllanthus acidusに発生した菌を検討し、Colletotrichum acidaeとして新種記載した。 本種はC. truncatum複合種に属し、腐生菌であり、C. fusiformeと姉妹群を形成した。 また、ロシア、ソチにおいてアヤメ属の一種(新宿主)に発生したC. dematiumを報告した。 Thailand, Mae Fah Luang University, Muang, Mueang, Chiang Rai District, Chiang Rai (新種) Colletotrichum acidae Samarak. & K.D. Hyde 語源…Phyllanthus acidusの 【よく似た種との区別】 Colletotrichum fusiforme タイに分布する ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子果のサイズが顕著に小さい 本種より分生子の縦横比が大きい 本種より剛毛が長い 本種と異なり剛毛が淡褐色~褐色ではなく褐色~暗褐色 本種と異なり剛毛の隔壁数が1-5ではなく1-4 本種より付着器の縦横比が大きい 本種と異なり付着器が円形、卵形、不規則形ではなく卵形 ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Colletotrichum dematium (Pers.) Grove ※アヤメ属植物を本種の新宿主として報告した。 【よく似た種との区別】 Colletotrichum eryngiicola 分生子層が単生する 分生子層が黒色 分生子層が卵形 分生子形成細胞が淡褐色 剛毛が豊富に生じる ITS+GAPDH+CHS-1+ACTに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GAPDH+CHS-1+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される