2020年6月24日 (仮訳)広範な宿主範囲を有する北米東部産のクロラッパタケ類、Craterellus fallax Matheny, PB. et al., 2010. Craterellus fallax, a Black Trumpet mushroom from eastern North America with a broad host range. Mycorrhiza. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s00572-010-0326-2 [Accessed June 24, 2020] 【R3-07439】2020/6/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 分子系統解析により、Craterellus fallaxが過去に同種とされたこともあったC. cornucopioidesと異なる種であることを示した。 本種は北米東部においてマツ、ツガ、コナラ、クリ (?) など多様な宿主と外生菌根を形成していることが示された。 本種の宿主を初めて分子データに基づきPinus virginianaと同定し、同宿主におけるアンズタケ科の共生菌を初めて報告した。 (その他掲載種) Craterellus fallax A.H. Sm. 【よく似た種との区別】 Craterellus cornucopioides(クロラッパタケ) 北米に分布する 形態的に類似している(過去に同種とされたこともあった) 担子胞子のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子紋が鮭肉黄褐色~帯桃黄褐色ではなく淡クリーム色または象牙色 本種と異なり傘の菌糸が分節するのではなく二次的な隔壁を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される