2021年12月15日 (仮訳)メキシコ、ハリスコ州の熱帯乾燥林に産した剛毛状の内皮を有する新種Geastrum chamelense Bautista-Hernández, ST. et al., 2021. Geastrum chamelense (Geastraceae, Agaricomycetes), a new species with setose endoperidium from the tropical dry forest in Jalisco, Mexico. Acta Botanica Mexicana. Available at: https://www.tzintzun.ojs.escire.net/index.php/abm/article/view/1905 [Accessed December 15, 2021] 【R3-09056】2021/12/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、ハリスコ州の熱帯乾燥林で採集された菌を検討し、Geastrum chamelenseとして新種記載した。 本種は子実体が帯灰褐色で吸湿性を欠き、内皮が類球形無柄で孔縁盤が折り畳み状、剛毛を有することなどで特徴づけられた。 本種を含むメキシコ、ハリスコ州のチャメラ生物学ステーションで見られるGeastrum属菌の検索表を掲載した。 Mexico, Jalisco, municipality La Huerta, Reserva de la Biosfera Chamela-Cuixmala, Chamela Biology Station, km 60 Barra de Navidad – Puerto Vallarta highway, Eje Central (新種) Geastrum chamelense Bautista-Hernández, Raymundo, Aguirre & R. Valenz. 語源…チャメラ(生物学ステーション)産の 【よく似た種との区別】 Geastrum setiferum 内皮に剛毛を有する 本種と異なりメキシコではなくブラジル、アルゼンチンなどに分布する 本種と異なり子実体が帯灰褐色ではなく帯灰橙色~淡褐色 本種と異なり内皮が無柄ではなく偽柄を有する 本種と異なり孔縁盤が境界不明瞭ではなく明瞭なことがある 本種と異なり孔縁盤が折り畳み状ではなく繊維状~ほぼ溝線状または僅かに折り畳み状 本種と異なりアポフィシスを欠くのではなく有する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より剛毛が短い 本種より剛毛の幅が広い 本種と異なり剛毛の末端で二叉分岐するという特徴を欠く ITS+nrLSU+rpb1+atp6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Geastrum hieronymi 外皮がアーチ状 孔縁盤が繊維状 内皮表面が刺状 ITS+nrLSU+rpb1+atp6に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり内皮が無柄ではなく有柄 本種と異なりアポフィシスを欠くのではなく有する 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり担子胞子表面が疣状 ITS+nrLSU+rpb1+atp6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される