2014年2月25日 (仮訳)海面ミクロ層から分離された石油分解能を持つ新種Yarrowia keelungensisの同定および特徴づけ Chang, C. et al., 2013. Identifying and characterizing Yarrowia keelungensis sp. nov., an oil-degrading yeast isolated from the sea surface microlayer. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-013-0033-z [Accessed February 25, 2014]. 【R3-00434】2014/02/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾基隆市で海面ミクロ層から分離された酵母を、Yarrowia keelungensisとして新種記載した。 本種は細胞表面疎水性が90%を超え、UV-AおよびUV-Bに対して中程度の耐性を示し、培地中の全石油系炭化水素の68%を分解した。 D1/D2領域に基づく分子系統解析では、本種はCandida oslonensisに近縁であったが、明瞭に区別された。 基隆市 (新種) Yarrowia keelungensis Chang and Liu f.a. 語源…基隆産の 【よく似た種との区別】 Candida oslonensis D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりリビトールを資化できる 本種と異なりサリシン、D-マンニトール、D-グルコン酸 δ-ラクトン、プロピレングリコールを資化できない 本種と異なり35°Cで生育しない 本種と異なり10%塩化ナトリウム/5%グルコース添加培地で生育しない D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度96.3%) ITS領域の塩基配列が明瞭に異なる(配列類似度92%未満、ただし予備的なデータ)