2017年7月15日 (仮訳)Lactarius olivaceoumbrinus:インド、ウッタラーカンド州産のインド新産種 Uniyal, P. et al., 2017. Lactarius olivaceoumbrinus: a new addition to Indian mycobiota from Uttarakhand, India. Journal on New Biological Reports. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Tahir_Mehmood23/publication/316275031_Lactarius_olivaceoumbrinus_a_new_addition_to_Indian_mycobiota_from_Uttarakhand_India/links/58f8886b4585158d8a6d7fae/Lactarius-olivaceoumbrinus-a-new-addition-to-Indian-mycobiota-from-Uttarakhand-India.pdf [Accessed July 14, 2017]. 【R3-04209】2017/07/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ウッタラーカンド州の亜高山帯針葉樹林においてモミ属植物の樹下に発生した菌を検討し、Lactarius olivaceoumbrinusと同定した。 本種は従来カナダから知られていたが、インドからは初の報告となった(節レベルでアジアからの初報告)。 本種は傘が帯オリーブ色で襞が淡黄色~帯褐黄色、KOHで肉が淡紫色に呈色し、白色の乳液を滲出することなどで特徴づけられた。 (インド新産種) Lactarius olivaceoumbrinus Hesler & A.H. Sm. 【よく似た種との区別】 Lactrarius atroviridis 傘がオリーブ緑色 傘表面が繊維状 傘表面が乾性 柄表面に窪みがある ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じAtroviridi節クレードに含まれる) 本種と異なりアジアにおける分布が知られていない 本種と異なりモミ属植物などではなくほとんどの場合オーク類の樹下に発生する 本種と異なり傘縁部に顕著な同心円状の斑点をあらわす 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が球形~広楕円形で稀に楕円形なのではなく楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lactrarius plumbeus 肉がKOHで紫色に呈色する 本種と異なり子実体が鈍い帯オリーブ色 本種より担子胞子の装飾の丈が高い 本種より傘表皮が厚い