2021年5月31日 (仮訳)パキスタン、パンジャーブ州に産した新種Leucoagaricus fragilis Asif, M. et al., 2021. Leucoagaricus fragilis sp. nov. (Agaricaceae) from Punjab, Pakistan. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.501.1.5 [Accessed May 31, 2021] 【R3-08462】2021/5/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、パンジャーブ州のチョリスタン砂漠で採集された菌を検討し、Leucoagaricus fragilisとして新種記載した。 本種は子実体が白色で脆く、傘の中丘が淡褐色で、襞が帯桃褐色、柄が白色で触れると黄変し、つばを下位に有し、担子胞子が類球形~楕円形であることなどで特徴づけられた。 パキスタン産Leucoagaricus属菌の検索表を掲載した。 Pakistan, Punjab, Haroonabad, District Bahawalnagar (新種) Leucoagaricus fragilis M. Asif, Niazi, A. Izhar & Khalid 語源…脆い(子実体の質感から) 【よく似た種との区別】 Leucoagaricus ionidicolor 側シスチジアを欠く 菌糸にクランプを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する 本種と異なり傘が中央部で淡褐色なのではなく暗い帯紫色~紫色 本種と異なり傘が扁平~僅かに中高ではなく扁平~半球形 本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく楕円形~長楕円形で頂部が丸いかやや尖る 本種と異なり担子胞子がデキストリノイド 本種と異なり縁シスチジアが球状有柄ではなく棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus jubilaei ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する 本種と異なり傘中央部が淡褐色ではなく帯紫色 本種より担子胞子が長い 本種と異なり傘表皮末端細胞が短い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus callainitinctus アジアに分布する 側シスチジアを欠く 菌糸にクランプを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくインドなどに分布する 本種と異なり傘が淡褐色ではなく帯褐橙色~暗褐色 本種と異なり傘表面が繊維状ではなく小鱗片状 本種と異なり傘が扁平~僅かに中高ではなく放物線状または広凸形~鈍円錐形 本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく扁桃形~長楕円形またはやや紡錘形 本種と異なり縁シスチジアが球状有柄ではなく棍棒形~狭小嚢形で幅広い柄を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される