(仮訳)アフリカ産の蜜生息性で昆虫と関係を持つ酵母の新種Metschnikowia proteae
Vega, C. et al., 2012. Metschnikowia proteae sp. nov., a nectarivorous insect-associated yeast species from Africa. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. …. Available at: http://ijs.sgmjournals.org/content/62/Pt_10/2538.short [Accessed March 18, 2015].
【R3-01654】2015/03/19投稿

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3行まとめ

南アフリカにおいてProtea caffraの花の蜜から分離され、コガネムシ科昆虫の4種と関係を持っていた酵母を検討し、Metschnikowia proteaeとして新種記載した。
本種は交配により培養下でMetschnikowia属典型の子嚢を形成したが、子嚢が4胞子性であり、子嚢胞子の先端付近に暗色の領域を有する点が独特であった。
また、Heterochelus属の一種から2種のCandida属未記載種が見出されたが、試料不十分のため記載を行わなかった。
Mount Gilboa, Karkloof Range, KwaZulu-Natal Province, South Africa

(新種)

Metschnikowia proteae de Vega, Guzmán, Lachance & Herrera
語源…Protea属の
※2015年3月18日現在、本種はMycoBank/Species fungorumには登録されていない。

【よく似た種との区別】
Metschnikowia hibisci
昆虫と関係を持つ
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じ広義のlarge-spored Metschnikowiaクレードに含まれる)
本種と異なり南アフリカではなくオーストラリアに分布する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(89塩基の置換と10のギャップ)
Metschnikowia aberdeeniae
昆虫と関係を持つ
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じ広義のlarge-spored Metschnikowiaクレードに含まれる)
本種と異なり南アフリカではなく赤道アフリカに分布する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(112塩基の置換と12のギャップ)
Metschnikowia shivogae
昆虫と関係を持つ
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じ広義のlarge-spored Metschnikowiaクレードに含まれる)
本種と異なり南アフリカではなく赤道アフリカに分布する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(106塩基の置換と18のギャップ)