(仮訳)分子系統解析および形態により、米国ウィスコンシン州西部の互いに20 mも離れていない地点からアンズタケ属の3新種が見出された
Foltz, M., Perez, K. & Volk, T., 2013. Molecular phylogeny and morphology reveal three new species of Cantharellus within 20 m of one another in western Wisconsin, USA. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/2/447.short [Accessed January 23, 2014].
【R3-00306】2014/01/23投稿

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3行まとめ

Cantharellus cibariusの隠蔽種、C. phasmatisC. flavusC. spectaculusを新種記載した。
これらの新種は全て、コナラ属の樹下の小さなプロットから見出され、子実体の発生地点は互いに20 mも離れていなかった。
さらに、広義のC. cibariusおよびC. roseocanusについても検討し、後者を独立種とするRedhead (2012) の分類学的措置を支持した。
UNITED STATES. WISCONSIN: La Crosse County, Hixon Forest Park, along the path running parallel to Bliss Road

(新種)Cantharellus phasmatis M.J. Foltz & T.J.Volk
(新種)Cantharellus flavus M.J. Foltz & T.J.Volk
(新種)Cantharellus spectaculus M.J. Foltz & T.J.Volk

(新種)

Cantharellus phasmatis M.J. Foltz & T.J.Volk
語源…ぼんやりとした(若い子実体の白色の子実層面から)
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【よく似た種との区別】
Cantharellus flavus
同所的に分布する
柄が黄色
傘表皮の菌糸の末端に特徴的な長い細胞を持つ
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析でごく近縁
本種と異なり子実層面の色が白色でのちに桃色になるのではなく黄色
本種と異なり胞子紋が桃色ではなく黄色
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus spectaculus
同所的に分布する
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実層面の色が白色でのちに桃色になるのではなく鮭肉色
本種と異なり柄が淡い帯白黄色~黄色ではなく橙色
本種と異なり胞子紋が桃色ではなく鮭肉色
本種より担子胞子のサイズが大きい
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus cibarius(アンズタケ)
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米ではなくヨーロッパに分布する
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus roseocanus
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり広葉樹ではなく針葉樹の樹下のみに発生する
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus tenuithrix
傘表皮の菌糸の末端に特徴的な長い細胞を持つ
TEF1に基づく分子系統解析でごく近縁
本種と異なり胞子紋が桃色ではなくクリーム色
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新種)

Cantharellus flavus M.J. Foltz & T.J.Volk
語源…黄色の(子実層面・柄・胞子紋から)
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【よく似た種との区別】
Cantharellus phasmatis
同所的に分布する
柄が黄色
傘表皮の菌糸の末端に特徴的な長い細胞を持つ
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析でごく近縁
本種と異なり子実層面の色が黄色ではなく白色でのちに桃色になる
本種と異なり胞子紋が黄色ではなく桃色
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus spectaculus
同所的に分布する
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が卵黄色ではなく鮭肉色~橙色
本種と異なり子実層面が黄色ではなく鮭肉色
本種と異なり柄が黄色ではなく橙色
本種と異なり胞子紋が黄色ではなく鮭肉色
本種より担子胞子のサイズが大きい
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus cibarius(アンズタケ)
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米ではなくヨーロッパに分布する
Cantharellus roseocanus
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり広葉樹ではなく針葉樹の樹下のみに発生する
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus tenuithrix
傘表皮の菌糸の末端に特徴的な長い細胞を持つ
TEF1に基づく分子系統解析でごく近縁
本種と異なり胞子紋が黄色ではなくクリーム色
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新種)

Cantharellus spectaculus M.J. Foltz & T.J.Volk
語源…見事な
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【よく似た種との区別】
Cantharellus phasmatis
同所的に分布する
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実層面の色が鮭肉色ではなく白色でのちに桃色
本種と異なり柄が橙色ではなく淡い帯白黄色~黄色
本種と異なり胞子紋が鮭肉色ではなく桃色
本種より担子胞子のサイズが小さい
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus flavus
同所的に分布する
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が鮭肉色~橙色ではなく卵黄色
本種と異なり子実層面が鮭肉色ではなく黄色
本種と異なり柄が橙色ではなく黄色
本種と異なり胞子紋が鮭肉色ではなく黄色
本種より担子胞子のサイズが小さい
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus cibarius(アンズタケ)
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米ではなくヨーロッパに分布する
Cantharellus roseocanus
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり広葉樹ではなく針葉樹の樹下のみに発生する
LSU、ITS、TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus tenuithrix
TEF1に基づく分子系統解析で近縁
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される