2018年6月30日 (仮訳)ブラジル南部、パンパ・バイオームの外来種森林に産したニセショウロ属菌の形態・分子解析 Montagner, DF. 2015. Morphological and molecular analyses in Scleroderma (Basidiomycota) associated with exotic forests in Pampa biome, southern Brazil. Mycosphere. Available at: https://doi.org/10.5943/mycosphere/6/3/9 [Accessed June 30, 2018]. 【R3-05263】2018/6/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、リオグランデ・ド・スル州で採集されたニセショウロ属菌の形態学的検討および分子系統解析を実施した。 Scleroderma albidum、S. citrinum、およびS. verrucosumの3種を同定した。 分子系統解析では本属菌は、担子胞子の装飾が小刺状でクランプを欠くクレード1と、網目状装飾でクランプを持つクレード2に分けられた。 (その他掲載種) Scleroderma albidum Pat. & Trab. emend. Guzmán シロニセショウロ 【よく似た種との区別】 Scleroderma verrucosum(ザラツキカタカワタケ) ブラジルに分布する 子実体表面に小鱗片を有することがある 外皮が薄いことがある 担子胞子のサイズが類似していることがある 担子胞子の装飾が小刺状 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Scleroderma cepa(タマネギモドキ) 担子胞子のサイズが類似している 外皮の菌糸の構造が類似している 外皮の菌糸の幅が類似している Scleroderma bovista(ハマニセショウロ) 肉眼的形態が類似している 本種と異なり外皮が薄いという特徴を欠く 本種と異なり担子胞子の装飾が小刺状ではなく網目状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレード1ではなく2に含まれる) (その他掲載種) Scleroderma citrinum Pers. ニセショウロ 【よく似た種との区別】 Scleroderma bovista(ハマニセショウロ) 担子胞子の装飾が網目状 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレード2に含まれる) ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される