2024年7月25日 (仮訳)Alternaria alternataのイチゴ病原型として知られるイチゴ黒斑病の病原菌の形態および分子特性調査 Nishikawa, J. & Nakashima, C. 2019. Morphological and molecular characterization of the strawberry black leaf spot pathogen referred to as the strawberry pathotype of Alternaria alternata. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/60/1/60_MYC60001/_pdf [Accessed July 25, 2024] 【R3-11914】2024/7/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 宿主選択毒素(HST)産生Alternaria alternataとして知られる菌群の中で未解明であったイチゴ黒斑病の病原菌について再検討を行った。 形態学的検討および分子系統解析の結果から、イチゴとナシ由来の病原型がA. gaisenと同一種であることを確認した。 同種のエピタイプ標本とエピタイプ由来培養株を新たに指定し、異なる毒素を産生するA. gaisen f. sp. fragariaeとA. gaisen f. sp. pyriの2つの分化型を提唱した。 鳥取県 (その他掲載種) Alternaria gaisen Nagano ex Hara ※本種のエピタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Alternaria alternata 形態的に類似している(識別できないと結論付けられたこともある) ITS+gapdh+rpb2+tef1+Alt a 1+endoPGに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子鎖が比較的短く側枝を欠くのではなく複雑な側枝を有する 本種より分生子のサイズがほとんどの場合小さい ITS+gapdh+rpb2+tef1+Alt a 1+endoPGに基づく分子系統解析で明瞭に区別される