2025年11月4日 (仮訳)形態学と多遺伝子系統解析によりパキスタンのヒマラヤに産したInosperma属1新種が明らかになった Naseer, A. et al. 2025. Morphology and multigene phylogeny reveal a new species of Inosperma from Himalayas of Pakistan. BMC Microbiology. Available at: https://bmcmicrobiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12866-025-03972-y [Accessed November 4, 2025] 【R3-13319】2025/11/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、アザド・カシミール地方の森林で採集された菌を検討し、Inosperma kashmiranumとして新種記載した。 本種は傘が帯紫褐色~帯灰褐色で繊維状、縁部にかけて小鱗片状~亀裂状になり、担子胞子および縁シスチジアが小型であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でCervicolores節クレードに位置づけられた。 Pakistan, Azad Jammu and Kashmir, Bagh District, Nari (新種) Inosperma kashmiranum Naseer, Khurshid & Khalid 語源…カシミールの 【よく似た種との区別】 Inosperma mucidiolens 針葉樹下に生息する 担子胞子が長楕円形~円筒形 ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくカナダなどに分布する 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘が帯紫褐色~帯灰褐色ではなくコーヒー褐色~帯赤褐色 本種より柄が長い 本種と担子胞子のサイズが異なる ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma geraniodorum ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスウェーデンなどに分布する 本種と異なり傘が帯紫褐色~帯灰褐色ではなく暗褐色 本種と異なり傘中央の窪みを欠く 本種と異なり傘表面全体に小鱗片を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より縁シスチジアのサイズが大きい ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma turietoense 森林に生息する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスペインなどに分布する 本種と異なりマツ優占針葉樹林ではなくブナ属とモミ属の混交林に生息する 本種より傘のサイズが大きい 本種より柄が長い ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma veliferum ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくフランスなどに分布する 本種と異なり高山帯にのみ生息する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma longisporum アジアに分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘が帯紫褐色~帯灰褐色ではなくオーク褐色~コーヒー褐色 本種と異なり傘表面が中央に”clamp scales”、縁部にかけて羊毛状繊維状~粗い繊維状 本種より柄が長い 本種と異なり柄表面の頂部が繊維状、下半分が粗い小鱗片状~鱗片状なのではなく頂部に少数の糠状鱗片を有し、基部に向かって疎らな繊維を有する 本種より担子胞子が長い 本種より縁シスチジアのサイズが小さい ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma squamulosobrunneum アジアに分布する マツ林に生息する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が帯紫褐色~帯灰褐色ではなくオーク褐色~褐色 本種と異なり傘中央の窪みを欠く 本種と異なり傘表面の中央周辺に直立した円錐状の小鱗片を有し、外側に向かってより上向きの繊維が小鱗片状~鱗片状 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より縁シスチジアのサイズが小さい ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma calamistratum(アオアシアセタケ) ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスウェーデンなどに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり傘が灰褐色 本種と異なり傘表面の中央部に暗褐色の小鱗片または反曲した鱗片を有する 本種より担子胞子が長い ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma cervicolor(コツノアセタケ) ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくフィンランドなどに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma squamulosohinnuleum アジアに分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国に分布する 本種より傘の鱗片がより粗く、長く、小粒状で疎らに配列する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inosperma shawarense パキスタンに分布する 森林に生息する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーク純林に生息する 本種と異なり傘が凸形 本種と異なり襞が灰色 本種と異なり柄の上部が暗灰色で下部が銀色 ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される