2022年2月10日 (仮訳)タイの淡水環境に産した新種、Mycoenterolobium aquadictyosporium Calabon, MS. et al., 2020. Mycoenterolobium aquadictyosporium sp. nov. (Pleosporomycetidae, Dothideomycetes) from a freshwater habitat in Thailand. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-020-01609-0 [Accessed February 10, 2022] 【R3-09228】2022/2/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、ピッサヌローク県において小川に沈んだ材に発生した菌を検討し、Mycoenterolobium aquadictyosporiumとして新種記載した。 本種はMycoenterolobium属の既知種2種とは水生菌であること、分生子のサイズなどが異なっていた。 分子系統解析で本種はプレオスポラ亜綱クレードに含まれ、テストゥディナ科に近縁であった。 Thailand, Phitsanulok Province, Wang Thong District, Kaeng Sopha waterfall stream (新種) Mycoenterolobium aquadictyosporium M.S. Calabon, Boonmee, E.B.G. Jones & K.D. Hyde 語源…水生の網状胞子の(生息環境と分生子の形態から) 【よく似た種との区別】 Mycoenterolobium platysporum 本種と異なりタイではなくハワイなどに分布する 本種と異なり水生ではなく陸生である 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い Mycoenterolobium flabelliforme 本種と異なり水生ではなく陸生である 本種より分生子のサイズがずっと小さい Cancellidium pinicola 分生子が顕著に平らな扇形であり、頂部が広く基部で細まる 分生子が網状で石垣状 本種と異なり分生子における分生子柄付着部の細胞列が放射状に線状のパターンをなすのではなく、分生子柄から放射状に分枝し並行で密着した列をなす