2015年3月27日 (仮訳)中欧産の地衣生Epigloea属菌2種の記録 Czarnota, P. & Hernik, E., 2013. Notes on two lichenicolous Epigloea species from Central Europe. Acta Societatis Botanicorum Poloniae. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/asbp/article/view/1735 [Accessed March 26, 2015]. 【R3-01679】2015/03/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中欧産のEpigloea soleiformisおよびE. urospermaを検討し、前者をカルパティア山脈西部およびハルツ山地、後者をカルパティア山脈における新産種として報告した。 E. soleiformisの多くの標本を検討し、子嚢胞子が原記載より僅かに幅広く楕円形に近いことを示したが、これは種内変異と見なされた。 E. soleiformisが藻類だけでなく地衣類も宿主とすることがあった一方、E. urospermaは常にPlacynthiella dasaeaを宿主としていた。 (カルパティア山脈西部、ハルツ山地新産種) Epigloea soleiformis Döbbeler 【よく似た種との区別】 Epigloea renitens 子嚢胞子が極めて類似している場合がある 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく主に卵形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁部が狭窄しない Epigloea urosperma ポーランドに分布する クロサビコゴケ属地衣を宿主とする 形態的に類似している 本種より子嚢果のサイズが僅かに大きい (カルパティア山脈新産種) Epigloea urosperma Döbbeler 【よく似た種との区別】 Epigloea soleiformis ポーランド、カルパティア山脈に分布する クロサビコゴケ属地衣を宿主とする 形態的に類似している 本種より子嚢果のサイズが僅かに小さい