2019年1月5日 (仮訳)アシュワガンダから分離された新種Penicillium setosum George, TK. et al., 2018. Penicillium setosum, a new species from Withania somnifera (L.) Dunal. Mycology. Available at: https://doi.org/10.1080/21501203.2018.1555868 [Accessed January 5, 2019] 【R3-05828】2019/1/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州において薬用植物のアシュワガンダからエンドファイトとして分離された菌を検討し、Penicillium setosumとして新種記載した。 本種はCYA培地でのコロニーが帯灰黄色で、閉子嚢殻を豊富に形成し、子嚢胞子表面が刺状であった。 本種はAspergilloides亜属Lanata-divaricata節クレードに含まれ、タイおよびメキシコ産の菌株も本種と同定された。 India, Kerala, Ernakulam District, Odakali, nursery of Aromatic and Medicinal Plants Research Station (Kerala Agricultural University) (新種) Penicillium setosum Tijith, Houbraken, Linu & Jisha 語源…剛毛状の(子嚢胞子の装飾から) 【よく似た種との区別】 Penicillium javanicum 土壌や根から分離される 有性世代が知られている 閉子嚢殻を寒天培地上に豊富に形成する ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、タイ、メキシコではなくブラジル、コートジボワール、インドネシア、日本、米国、レユニオンなどに分布する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子表面が刺状ではなく粗面 本種と異なり豊富に分生子を形成する 本種と異なり分生子柄表面が平滑ではなく粗面 本種と異なりフィアライドが単生または散開状ではなく単輪生で時に二輪生の筆状体を有する 本種と異なりCYA25°Cでのコロニーが帯灰黄色ではなく淡褐色 本種と異なりCYA25°Cでのコロニーのリバースが橙色~褐色ではなく淡橙色 ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Penicillium elleniae 有性世代が知られている ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、タイ、メキシコではなくコロンビアなどに分布する 本種と異なりリターなどから分離される 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形ではなく広楕円形 本種と異なり子嚢胞子表面が刺状ではなく刺状の弁を有する 本種と異なりCYA25°Cでのコロニーが帯灰黄色ではなく黄褐色 本種と異なりCYA25°Cでのコロニーのリバースが橙色~褐色ではなく黄褐色 ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Penicillium caperatum 土壌から分離される 有性世代が知られている ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、タイ、メキシコではなくパプアニューギニアなどに分布する 本種と異なり子嚢胞子表面が刺状ではなく粗面で2つの縦方向の突縁を有する ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Penicillium malacosphaerulum 土壌から分離される 有性世代が知られている ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、タイ、メキシコではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なり子嚢胞子表面が刺状ではなく粗面で2つの縦方向の突縁を有する ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Penicillium reticulisporum 土壌から分離される 有性世代が知られている ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、タイ、メキシコではなく日本などに分布する 本種と異なり子嚢胞子表面が刺状ではなく粗面で2つの縦方向の突縁を有する ITS+BenA+CaM、BenA、CaM、RPB2、BenA+CaM+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される