2014年9月20日 (仮訳)中国とヨーロッパにおいてモミ属植物と関係を持つエンドファイトの新種、Pezicula neosporulosa Yuan, Z. & Verkley, GJM., 2014. Pezicula neosporulosa sp. nov.(Helotiales, Ascomycota), an endophytic fungus associated with Abies spp. in China and Europe. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354014000588 [Accessed September 20, 2014]. 【R3-01115】2014/09/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オランダでAbies albaの樹皮に発生した菌をPezicula neosporulosaとして新種記載した。 また、本種が中国産A. beshanzuensisから頻繁に分離されたエンドファイトと同種であることを示した。 本種は子嚢胞子または大分生子から直接小分生子を形成しない点などが近縁種と異なり、分子系統解析でもそれらの種と明瞭に区別された。 The Netherlands, Prov. Utrecht, Soest, forestry De Vuursche (新種) Pezicula neosporulosa Yuan Zhilin & Verkley 語源…新しいPezicula sporulosa 【よく似た種との区別】 Pezicula sporulosa オランダに分布する 樹木のエンドファイトである 形態的に類似している(信頼性のある識別手段はない) 子嚢のほとんどが8胞子性で時に6胞子性のこともある 子嚢胞子のQ値の範囲が重なる ITS+RPB2+EF1-α+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子または大分生子から直接小分生子を形成する ITS+RPB2+EF1-α+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pezicula cinnamomea 樹木のエンドファイトである 形態的に類似している ITS+RPB2+EF1-α+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり針葉樹と落葉樹に発生する 本種と異なり子嚢が常に8胞子性 本種より子嚢胞子のQ値が小さい 本種と異なり子嚢胞子または大分生子から直接小分生子を形成する 本種ほど培養性状の変異が大きくない ITS+RPB2+EF1-α+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pezicula eucrita 針葉樹に発生する 樹木のエンドファイトである 形態的に類似している ITS+RPB2+EF1-α+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢が常に4胞子性 本種と異なり子嚢胞子または大分生子から直接小分生子を形成する 本種ほど培養性状の変異が大きくない ITS+RPB2+EF1-α+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される