2018年9月10日 (仮訳)スポンジ状の組織を有する新種、Phlebopus spongiosus Pham, NDH. et al., 2012. Phlebopus spongiosus sp. nov. (Boletales, Boletinellaceae) with a sponge-like tissue. Mycotaxon. Available at: http://dx.doi.org/10.5248/119.27 [Accessed September 10, 2018]. 【R3-05479】2018/9/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ベトナムのミカン園に発生した菌を検討し、Phlebopus spongiosusとして新種記載した。 本種は組織がスポンジ状であり、未熟な管孔内部の空間を側シスチジア状の細胞が満たしていることなどで特徴づけられた。 また、未熟な孔口が薄い隔膜に塞がれる点、胞子紋が暗褐色である点も同属他種に見られない特徴であった。 Vietnam, TienGiang, MyTho City , Highway 1A (新種) Phlebopus spongiosus Pham & Har. Takah. 語源…スポンジの(組織の質感から) 【よく似た種との区別】 Phlebopus portentosus 東南アジアに分布する 子実体がイグチ型 子実体が中型~大型 子実体が暗い帯黄褐色 本種と異なり胞子紋が暗褐色ではなく帯オリーブ褐色 本種と異なり顕著な子実層シスチジアを欠く Phlebopus marginatus 子実体がイグチ型 子実体が中型~大型 子実体が暗い帯黄褐色 本種と異なりベトナムではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり胞子紋が暗褐色ではなく帯オリーブ褐色 本種と異なり顕著な子実層シスチジアを欠く Phlebopus tropicus “crypta”様の菌糸体を形成する 本種と異なりベトナムではなく新熱帯などに分布する 本種と異なり子実層托がBoletinus型または類屈曲状 本種より孔口の直径が大きい 本種と異なり胞子紋が暗褐色ではなく帯オリーブ褐色 本種と異なり顕著な子実層シスチジアを欠く Phlebopus beniensis “crypta”様の菌糸体を形成する 縁シスチジアを有する 本種と異なりベトナムではなくプエルトリコなどに分布する 本種と異なり胞子紋が暗褐色ではなく帯オリーブ褐色 Phlebopus brasiliensis “crypta”様の菌糸体を形成する 本種と異なりベトナムではなく新熱帯などに分布する 本種と異なり胞子紋が暗褐色ではなく帯オリーブ褐色 本種と異なり顕著な子実層シスチジアを欠く Phlebopus cystidiosus 側シスチジアの形状が類似している 本種と異なりベトナムではなくエチオピアなどに分布する 本種と異なり柄表面が類綿毛状~綿毛状ではなく無毛 本種と異なり担子胞子が卵状~短楕円形ではなく楕円形 本種と異なり菌糸にクランプを欠く