2014年2月23日 (仮訳)南オーストラリア産の新種Placynthium australiense McCarthy. PM., Kantvilas. G., 2014. Placynthium australiensee sp. nov. (lichenised Ascomycota, Placynthiaceae) from South Australia. International Journal of Biomedical Research…. Available at: http://www.environment.sa.gov.au/files/f4d9b36a-a915-445f-bc93-a2d60096f9df/jabg-27-mccarthy-kantvilas-gen.pdf [Accessed February 22, 2014]. 【R3-00423】2014/02/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南オーストラリア州南東部から、クロサビゴケ属地衣の新種Placynthium australienseを記載した。 本種は石灰岩の上に発生する岩上生地衣で、鱗片状の地衣体を形成した。 また、南オーストラリア州新産種としてCandelariella aurellaなど3種を報告した。 South Australia, Murray River Region: beside Marne River, 10 km NE of Springton (新種) Placynthium australiense P.M.McCarthy & Kantvilas 語源…オーストラリア産の 【よく似た種との区別】 Placynthium tremniacum 本種と異なりオーストラリアではなくヨーロッパ・北アフリカ・中央アジアなどに分布する 本種と異なり地衣体が帯緑黒色~黒色ではなく褐色 本種と異なり地衣体に光沢を持つ 本種と異なり子器が漆黒ではなく暗褐色 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり初生菌糸を持つ(ただし不明瞭) Placynthium nigrum(クロサビゴケ) 本種と異なり地衣体が円形~不規則形の鱗片状ではなく粒状~珊瑚状粉芽状の”areole”をなす 本種と異なり明瞭な初生菌糸を持つ 本種と異なり下生菌糸を持つ 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子が常に1隔壁ではなく1-3隔壁を持つ Placynthium subradiatum 初生菌糸を欠く 下生菌糸を欠く 本種と異なり中央の”areole”が浸食状になる 本種と異なり地衣体の縁部が裂ける Placynthium anemoideum “areole”の形態が似ていなくはない 本種と異なりオーストラリアではなくヨーロッパからトルコにかけて分布する 本種より子器のサイズが小さく、約0.3 mmほど 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Placynthium tantaleum 子嚢胞子の形態が非常に類似している 本種と異なりオーストラリアではなくヨーロッパ・北米・中央アジア・北極圏などに分布する 本種より地衣体のサイズが大きく、幅3 cmに達する 本種と異なり地衣体が帯緑黒色~黒色ではなく灰褐色のまだら状になる 本種と異なり地衣体に光沢を持つ 本種と異なり顕著な初生菌糸または下生菌糸を持つ (南オーストラリア州新産種) Candelariella aurella (Hoffm.) Zahlbr. (南オーストラリア州新産種) Endocarpon pallidum Ach. (南オーストラリア州新産種) Verrucaria calciseda DC.