2021年3月7日 (仮訳)オーストラリア産Podosphaera tridactyla複合種の再評価 Smith, RL. et al., 2021. Re-Evaluation of the Podosphaera tridactyla Species Complex in Australia. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/7/3/171 [Accessed March 7, 2021] 【R3-08206】2021/3/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Podosphaera tridactyla複合種のうちどの種がオーストラリアに分布するかを調査した。 サクラ属植物に生じた収蔵標本を再検討して7種を認め、そのうちの一種をP. cunningtoniiとして新種記載した。 オーストラリア産標本由来の配列はほとんどがP. amplaと同定され、その他いくつかの標本における菌や宿主の誤同定が修正された。 Australia, Victoria, Burnley (新種) Podosphaera cunningtonii R.L. Smith, I. Pascoe, T.W. May & J. Edwards 語源…James Cunnington博士に献名 【よく似た種との区別】 Podosphaera tridactyla 同じサクラ属植物を宿主とする ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄の脚細胞が長い 本種と異なり分生子鎖が円鋸歯状ではなくやや鎖生し円鋸歯状 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が卵状~樽形ではなく樽形~楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される